読書をしたいけど、本を読むのって難しそう…
趣味の読書にもっと磨きをかけたい…
もっと速く読めるようになりたい…
そんな方におすすめな本を10冊紹介します!
読書と一口に言っても、これらの本を読んで、かなり奥が深いと感じました。
本の内容を正確に理解するにしても、速く読むにしても「読書の基本」が必要になります。学校の国語では教えてくれない学びがまだまだあるのです。
また、本の読み方は実にさまざまです。時間をかけてじっくり味わう熟読。限られた時間でできるだけ多くを理解する速読。いつでも知識を実用的に使うことができるようにする知識ストック術。本の内容をもとに自分の頭をフルに使って考える「考える読書」。
本を読む目的によっても、どのような読み方をするかは変わってきます。しかし、いずれの読み方も、ちょっとしたコツを学べば、あなたの読書レベルも間違いなく向上します。
今回は、読書初心者はもちろん、定期的に読書をしている人でも大いに役立つ読書術をテーマにして書籍を厳選して紹介したいと思います。
1. 『読書の技法』佐藤優
読書本のベスト・オブ・ベスト『読書の技法』は、今後読書に力を入れていきたいと考えている人は必読レベルの一冊です。現代の知の巨人として知られる佐藤優さんの読書術は、読書初心者からでも実践できるものです。5分で超速読をし、その上で速読するか熟読するかそれとも「捨てる」かを判断する読書法が紹介されています。
特にはじめのうちは、この熟読が基礎知識を身につける上でとても重要になります。本はいきなり速く読めません。まずは本物の読書法で、しっかり土台となる知識を身につけていきましょう。
現代の知の巨人である佐藤優さんの『読書の技法 誰でも本物の知識が身につく熟読術・速読術「超」入門』 に、効果的な本の読み方を学んでいきたいと思います。 本書では佐藤優さんが実践している、たった5分の超速読から、効率的な速読、さらには本[…]
2. 『独学の技法』山口周
『独学の技法』はタイトル通り「独学」をテーマにしたインプットに関する本です。漫然と読書をするのと、しっかり頭を使って読書をするのとでは、その本から得られる知識や思考力に大きな差が出ます。本書では、「頭を使って考え」「知識を使えるものにしておく」という方針をもとに、戦略→インプット→抽象化・構造化→ストックという読書の4ステップが紹介されています。
この不安定な時代に、独学でオリジナリティのある武器を身につけるにはどうすればよいのか、知識を必要なときに使うにはどのように工夫すればよいのか、を学んでいきましょう。
テクノロジーが発達し、世の中がこれまでにないくらい速さで変化していくこの時代。あなたががんばって身につけたスキルや知識は、1年後には不要になってしまうかもしれません。 もっと言うと、自分の「得意」が明日には価値がなくなってしまう可能性[…]
3. 『メモの魔力』前田裕二
前田裕二さんの『メモの魔力』は厳密に言えば読書がテーマではありません。しかし本書で紹介されているメモ術と思考プロセスは読書をする上で欠かせないと判断しました。このメモ術は、ファクト(世の中の事象や自分が得た学び)→抽象化(本質を抜き出す)→転用(他分野での応用)という流れで行われます。
このプロセスを読書で得た学ぶに活かすと、その本から学べることが数倍、数十倍になるだけでなく、しっかりと現実の自分の生活に反映できるようになります。この前田裕二流メモ術は少し慣れが必要ですが、一度慣れてしまえば一生使っていけるスキルです。これから読書ノートを作っていきたいという方はぜひ参考にしてみてはいかがでしょう。
今話題で、2019年もっとも読まれたビジネス書である『メモの魔力』。いったい何がすごくてそんなに売れているのでしょう? ここでは、その『メモの魔力』のすごさ、紹介されているメモ術、著者の前田裕二さんについて、超カンタンに紹介していきた[…]
また、前田裕二さんが行なっている読書術や、おすすめの書籍にはぜひ注目です。私生活やビジネスなどあらゆる分野で役立つ本質的な本ばかりが紹介されています。こちらもぜひチェックしてみてください!
◎なんか最近本読む意欲が低下してきたな〜 ◉読書の方向性がわかってないじゃ? ★読む本や方向性に迷ってるなら、とりあえず目標とすべき人の真似をしよう!尊敬する人で本をたくさん読んでそうな人か〜。誰かな〜。いた! 前田裕二さん一択で[…]
4. 『本を読む人だけが手にするもの』藤原和博
『本を読む人だけが手にするもの』は、読書に興味はあるけど、今ひとつ習慣化しないなとかモチベーションが上がらないなと思っている方にこそおすすめです。本書では、「読書がいかに重要か」「読書はいかに楽しいものか」ということが述べられています。
この正解がない世の中で、読書によって「よのなかを生きる力」と「複眼思考」を身につければ、「自分にとっての幸せとはなにか」という人生最大の問題を考えることができます。また本の選び方や本の読み方なども紹介されており、まさに読書の超入門書と言える一冊です。
今回は藤原和博さん著『本を読む人だけが手にするもの』を通して、「読書がいかに重要か」「読書はいかに楽しいものか」ということを述べていきたいと思います。 藤原さんはリクルートに入社し、バリバリのビジネス業界で活躍ののち、大阪府知事の特別[…]
5. 『本を読む本』J・モーティマー・アドラー/V・チャールズ・ドーレン)
『本を読む本』は、1940年にアメリカで刊行され、1997年に日本でも出版された本ですが、いまだに世界中で売れ続ける読書の入門書と言えます。本書の目的は「『読む』ことによって知識を得、理解を深め、すぐれた読書家になりたいと思う人のために書かれた本である」という著者の言う通りです。
読書レベルを4つに分けて、それぞれの特徴と読書法が紹介されますが、レベル2の点検読書という下読みの技術は効率的な読書には必須級です。またレベル3の分析読書まで身につけてしまえば、本からの吸収力が格段に向上するでしょう。
読書をはじめたい人、読書をもっと効果的なものにしたい人必見です! 学校教育では誰しも国語を勉強するため、読書って特別な技術がなくてもなんとなくできてしまいます。 しかし、本を読むにも大事な技術があります。この読書の技術を知ってお[…]
6. 『どんな本でも大量に読める「速読」の本』宇都出雅巳
速読に関しておすすめしたい本が『どんな本でも大量に読める「速読」の本』です。ぼくも速読に関しては以前から興味があり、速読がテーマのかなりの本を読みました。中には、「目の動かし方が重要」「無意識に刷り込みながら瞬間的に読む」という速読術もあり、全面的に否定はしませんが、ぼくの求めている速読ではありませんでした。
しかし本書は、正しい目的に沿った速読の方法を教えてくれます。そして速読の正しい目的とは「限られた時間でよりより多くを理解する」ということだと思います。紹介されている「高速回転法ストックリーディング」はまさに、しっかり理解した上で最重要ポイントをしっかり抑える速読法です。速読に興味がある方は、まずはこの本から始めてみてはいかがでしょうか。
僕は読書が趣味の一つで、本(特にビジネス書)をたくさん読みますが、常日頃思うことがあります。 「もっと速くたくさんの本を読めないかな」 これはすべての読書家が一度は考えると言っても過言ではないテーマではないでしょうか。 そ[…]
ちなみに速読に関しては、複数の速読本からいいとこ取りをして、ぼくなりにベストな速読術を作り上げました。速く読めるし、しっかり理解することが前提です。ぜひ参考までに!
7. 『読書は格闘技』瀧本哲史
「生きるために考える力は重要だ」ということをさまざまな本を通して伝えてくれる瀧本哲史さん。そんな瀧本さんならではの読書本が『読書は格闘技』です。この「格闘技」というのは、自分(読者) 対 本(著者)であり、常に考えをぶつけ合いながら考えて読むことです。
また、本(著者) 対 本(著者)の格闘でもあります。同一のテーマで異なる主張をしている本を比較することにより、より深い理解が可能になるという読書術です。読書は一冊だけではなく、複数の本を並行して読むことでしか得られない視野や知見もあるということを教えてくれる一冊です。
「読書は格闘技」 そう言ったのは、経営コンサルタントや京都大学客員准教授などを務めた瀧本哲史さんです。『武器としての決断思考』『僕は君たちに武器を配りたい』『ミライの授業』など、生きるための考える力は重要だということを教えてくれた著者[…]
8. 『本の読み方』平野啓一郎
『本の読み方』は『マチネの終わりに』などで知られる小説家・平野啓一郎が提唱する「スローリーディング」についての本です。世の中では速読術が流行する中で、ゆっくり本を読むことを肯定してくれる本であり、速く読めたからいいというわけではないということを教えてくれる一冊です。
特に小説などをどのようにじっくり味わい、理解を深めながら読むべきかというスローリーディング実践論がわかりやすく解説されています。いくつかの小説で、平野さんが実際に解説してくれている部分は秀逸です。個人的には、とくに森鴎外の『高瀬舟』に関する考察が面白すぎました。小説をもっと楽しみたいという方にはぜひ読んでいただきたいです。
あなたの読書は速読派ですか?それとも時間をかけて読む派ですか? できる限り速くたくさん読むか、一冊にゆったり時間をかけて味わうか。どちらが正しい本の読み方なのでしょうか。 この答えは、本の種類や読書する目的によっても違うと思いま[…]
9. 『読書について』ショウペンハウエル
「読書をすることは良いことだ」と誰もが信じる中で、読書を否定的にみた人がドイツの哲学者・ショウペンハウエルです。彼の『読書について』での「他人にものを考えてもらうことである」という主張は、読書家にとっては見過ごせません。
この本は読書自体を否定するというよりは、自分の頭で考えることの重要性を説いた一冊だと言えます。本書の教えは、読書という行為をより有意義にするためには欠かせないものであり、一度読んでおくべきだと感じました。
本を読むことは良いことだ。 多くの人が無条件にそう思うのではないでしょうか。もちろん中には読書に否定的な考えを持つ人もいます。 読書は、他人にものを考えてもらうことである。 この言葉とともに読書について懐疑的な意見を持つ代表が、ド[…]
10. 『読書という荒野』見城徹
出版の世界では知らない人はいない幻冬舎社長の見城徹さんの『読書という荒野』は、ストイックに読書をしたいという人におすすめです。小説などの本を通して、他人の人生を経験することで、自分の人生では体験できない学びを得ることができると教えてくれます。
では本の内容を噛み砕き自分の血肉とするにはどのように読めばよいか。それは、「自己検証」「自己嫌悪」「自己否定」だと言います。少し過激かと思うかもしれませんが、読書と真剣に向き合うきっかけになる本だと言えます。
ぼくが大好きな読書。 その読書とたまには真剣に厳しめに向き合いたいと思い、とある2冊の本を再読しました。 https://twitter.com/bobisummer0/status/1261257575040823298 […]
最後に
気になる本はあったでしょうか。今後も読書をしていくという人には、絶対的におすすめです。自分の読書に合いそうだなと思ったものを読んでみてください。それぞれのポイントをまとめた記事も上記で紹介しているので、本を購入する前にそちらも参考にしてみてください。
それでは楽しい読書ライフを!
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