読書初心者が読むべき一冊【本を読む本】

『本を読む本』 J・モーティマー・アドラー/V・チャールズ・ドーレン

読書をはじめたい人、読書をもっと効果的なものにしたい人必見です!

学校教育では誰しも国語を勉強するため、読書って特別な技術がなくてもなんとなくできてしまいます。

しかし、本を読むにも大事な技術があります。この読書の技術を知っておくべき理由は主に二つあります。

  • 内容の理解を深め、自分の成長につなげるため
  • 良書を選ぶため(時間をかけて読むべきでない本に時間を浪費しないため)

この読書初心者が今すぐ身につけておきたい技術を知るために、おすすめしたい本が『本を読む本』(著: J・モーティマー・アドラー/V・チャールズ・ドーレン)です。

この本は、1940年にアメリカで刊行され、1997年に日本でも出版された本ですが、いまだに世界中で売れ続ける読書の入門書と言えます。『思考の整理学』で有名な外山滋比古が訳に携わっています。

この本を一言で表すなら、

「読む」ことによって知識を得、理解を深め、すぐれた読書家になりたいと思う人のために書かれた本である。

というように、まさに読書の基本的な目的である、知識を得て、理解を深めるということを学べる一冊となっています。

『本を読む本』では、読書のレベルを4段階に分けていて、それぞれのレベルでの読書術が詳しく解説されています。

読書レベルの4段階

読書レベル1: 初級読書

小学校で習うレベルのもので、「その分は何を述べているか」がわかるレベルの読書です。難しい意味ではなく、単にその言葉一つひとつの意味がわかるということを指します。

読書レベル2: 点検読書

「与えられた時間内にできるだけ内容をしっかり把握すること」が点検読書の目的と言えます。初級読書の「その分は何を述べているか」に加えて、「その本は何について書いたものであるか」という本全体の核を読めるレベルです。

▽点検読書についてこちらで詳しく紹介しています!

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点検読書

読書レベル3: 分析読書

分析読書とは徹底的に読むことであり、読み手にはかなりの努力が求められる読書術です。読書レベル2の点検読書が限られた時間でのもっともすぐれた読書術だとするなら、この読書レベル3の分析読書は時間の制約がない中でのもっともすぐれた読書術だと言えます。つまり理想的な熟読や精読のかたちです。

▽分析読書についてこちらで詳しく紹介しています!

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分析読書

読書レベル4: シントピカル読書

最高レベルの読書術シントピカル読書は、比較読書法とも言えます。一つの主題について一冊ではなく、複数冊の本を相互に関連づけて読むことです。単に書かれている内容を比較するだけでなく、明示されていない主題を自分で発見し、分析することも求められる高度な読書術です。

以上が『本を読む本』で分類される読書の4レベルです。上記にも掲載した関連記事にて、各レベルでの具体的な読書方法を簡潔にまとめました。

読書初心者にオススメの読書法

読書をはじめたばかりの方やあまり得意でないという方は、まずは読書レベル2の点検読書からチェックしてみてください!点検読書を身につけるメリットは二つあります。

一つは、良書を見極めるという点です。この点検読書をしないと、あまり時間をかけて読むべきでない本に時間を使ってしまうという問題が生じてしまいます。本屋さんにある本の中で、自分にとって重要となりうる本は数パーセントほどと言っても過言ではありません。

話題になっている本であろうが、おすすめされた本、自分でジャケ買いした本であろうが、まず下読み(速読)をして、念を入れて読むべき本かどうかの判断はしていきましょう。

悪書に時間を浪費せずに済むだけで、人生の限られた時間の使い方が大きく変わるでしょう。

また、結局読むべき本であっても、この点検読書をしておけば、熟読するときの理解度が深まります。すでに全体の内容や重要ポイントがわかった上で読むことになるので、理解の深さや読むスピードは上がります。このような余裕があると、自分の意見や考えもアウトプットしやすくなります

つまりどのような目的の読書でも点検読書は欠かせません。

また本書では、小説の読み方についても解説されています。小説は下読みや飛ばし読みなどに適したジャンルではありません。その中でどのように効果的な読書をしていくかというポイントもしっかりあるのです。小説の世界の没頭し、自分の知性や感情を満たし、さらにはその本を自分の言葉で説明できるというレベルまで引き上げていきたいものです。

そんな小説の読み方までがていねいに解説されています。正しい読書の基本を学びたい方には、ぜひおすすめしたい一冊です。お手に取ってみてください。

『本を読む本』を行動にうつす

『本を読む本』に学ぶべき、明日からはじめたい行動内容は、

読書は下読みからはじめる

です。

小説などは例外ですが、それ以外の本はまずは下読みをしましょう。上記で紹介している読書レベル2の点検読書という読書法です。

この本を読んで終わりではなく、本物の読書術を身につけるために、ぜひ実践してみてください!ぼくは、一生使える読書術だと思っています。

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