「自分の頭で考える」ための本【厳選7冊】

  • 2020年3月23日
  • 2020年3月22日
  • 読書術
自分の頭で考える

自分の頭で考える

これからの時代を生きていく上で、最も重要な能力がこれではないでしょうか。

テクノロジーの発展が著しいこの時代で、これまで人間がやっていた仕事の大部分を、AI/人工知能やロボットが代替することが可能になると言われています。

そんな中でも人間にしかできないことはもちろんあります。その根本的な要素が、「頭を使って考える」ということではないでしょうか。

また、生き方が多様化している時代では、前時代のように言われたことだけやっていれば誰でも幸せになれたという考えは捨てるべきでしょう。良い大学に入り、良い会社に就職して、一生その会社で働いていれば収入も安定し、昇進していくという時代は終わりを告げました。

そのような生き方が間違っていたわけではありません。高度経済成長で、あらゆる企業が右肩上がりの発展をしていた時代には「正解」だったと言えるでしょう。

しかし、今どんなに安定していると言われる会社でも、一生そこで働いていける保証はありません。今の時代に「正解」はなく、自分にとって満足のいく生き方ができればそれはその人にとっての正解です

その正解の形が十人十色となっただけなのです。それは選択肢が広がり、どんな個人でもやろうと思えばどんなことだってできる時代になったからこそ、「では何をやったら幸せに生きていけるのか」という問いを突きつけられているのです。

その答えを出すために、「自分の頭で考える」ことが必要なのです。
誰かが敷いてくれたレールの上を歩くのはやめにして、自分の生き方は自分で決めていくことができれば、
これからの時代はとても楽しいものになるでしょう。

ここでは読書でその「自分の頭で考える」力を養うべく、思考力や発想力を鍛えるのにぴったりの本を紹介します。読書にあまり馴染みのない人から、読書はするけどそのような実用書に親しみがない人までが楽しめる書籍を厳選しました。

それぞれの本の特徴と凝縮した内容を紹介するので、気になるものがあれば、ぜひ手にとって読んでみてください。ぼくは、その一冊の読書でこれからの人生を変えるきっかけになると強く信じています。

考える練習帳

考える練習帳
考える練習帳 細谷功

自分の頭で考えるための入門書とも呼べる本書『考える練習帳』。本書は『地頭力を鍛える』『具体と抽象』などまさに「考える」「頭を使う」系の本を数多く執筆されている細谷功さんによって書かれた本です。

本書ではまず、自分が「考える」側の人間なのか、「考えていない」側の人間なのかに気づくところからはじまります。後者だった人にとっては、無知の知、つまり「自分は知らないということを知る」ことからのスタートになります。ここのスタートラインにすら立ててない人は多いと思いますが、このように視野を広げることも読書の目的の一つです。

「自分の頭で考える」にも考え方を知る必要があります。その特徴の一つが、見えないものを見る力です。
考える力というのは、あいまいで抽象的な概念をどう捉えるかという力でもあると思います。

たとえば、
具体と抽象という関係においては、抽象の側は見えにくくつかみどころのない概念です。
手段と目的の関係では、目的があいまいでわかりにくいものです。

しかし、そういったものにこそ焦点を当てて考える力が必要だと教えてくれるのが本書です。
「自分の頭で考えない人」と少しでも思う方にとっては必読書級におすすめです!

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メモの魔力

メモの魔力
メモの魔力 前田裕二

すでに50万部以上も売り上げる『メモの魔力』は、2019年にもっとも読まれたビジネス書でもあります。
テーマはタイトルの通りメモです。

しかし、単なるメモではありません。メモで人生を一変させた著者・前田裕二さんのオリジナルメモ術が紹介されているのですが、このメモ術はまさに思考を深め、自分の頭で考えるのに最適な手段です。

基本的にこのメモ術には用途が二通りあります。一つは物事の本質を深掘りし、自分の生活に活かしていくもの。もう一つが自分自身について深く考え、自分を理解するための自己分析です

一つ目のメモ術の特徴は、日常的に自分の感性に引っかかったものに目をつけ、その本質を見抜くために抽象化し、さらにその本質を別の物事に活かそうという3ステップで行われることにあります。

自己分析の方は、自分に問うために質問が1000用意されています。これからは、やらされたことをやって生活をするのではなく、自分が好きなこと・やりたいことを仕事にするほうが有利な時代です。その「好きなこと・やりたいこと」を見つけるための最適ツールが、この自己分析です。

個人的には2020年以降も長く活かせる現代人の必読書だと思うので、まだ読んだことのない人には本当にオススメしたい一冊です。

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僕は君たちに武器を配りたい

僕は君たちに武器を配りたい
僕は君たちに武器を配りたい 瀧本哲史

本書『僕は君たちに武器を配りたい』の著者である瀧本哲史さんも、この変化目まぐるしい時代を生き抜くためには「考える力」が必要だと考えている方の一人で、本や講演を通じて若い人に啓蒙を行なっています。

本書では、今がどのような時代かを説明した上で、では今後どのようなタイプの人間が生き残っていけるのかということを説いています (まあ自分の頭を使わない生き方でも、実際に生きていくことはできるのでしょう)。

テクノロジーが発達し、情報には誰もが簡単にアクセスできるようになったこの現代では、スキルや知識というのは簡単にコピーされてしまいます。つまり、「自分にしかできない」オリジナリティを確率するのが難し時代です。例えるなら、コンビニに陳列されている無数の種類のお茶です。ほぼ大差がない、コモディティ化された商品の典型です。

「必要なのはこれまでの枠組みで努力するのではなくまず最初に資本主義の仕組みを理解して、どんな要素がコモディティとスペシャリティを分けるのか努力すること」

瀧本さんは、今の時代を正しく理解し、正しい努力が必要だと教えてくれます。本書では具体的にどのようなタイプの人が今後も有利に生き残れるかが解説されています。

ぎゅっと凝縮されたエッセンシャル版(文庫版)も出ているので、ぜひお気軽にお手にとってみてください。

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自分のアタマで考える

自分のアタマで考える
自分のアタマで考える ちきりん

ブロガーであり、作家でもあるちきりんさんの名作の一つである『自分のアタマで考える』も、タイトルそのままで即買いでしたが、まさに頭を使って考えるために方法が解説されています。

「知っている」と「考える」。この二つの違いを明確にできる方はいますか?
ちきりんさんによれば、「知識(過去)と思考(未来)は異なるものとして認識すべき」なのです。

このように考えるということの基本から、ものごとの本質にたどりつくための深掘りの方法や正しい「意思決定のプロセス」が書かれています。

買いたい服を選ぶとき、自分の進路を決めるとき、あらゆるシーンで「決められない」ということってありますよね?その原因について言及されているのですが、ぼくは深くうなずかざるをえませんでした。

「決められないのは選択肢が多いからではなく、判断基準が多すぎるのです」

まさにその通りではないでしょうか。こうなったら決まり、というゴールを自分の中でも明確に想像していなかったので、決まるはずもありません。時間だけが無駄に流れてしまいます。

また今や世界中のメディアが、一つの出来事を多角的に取り上げ、どんな情報を信じればいいのかわからない、ということは多々あります。情報の洪水におぼれないためにも、フェイクニュースに騙されないためにも、「自分のアタマで考える」力を身につけましょう。

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佐藤可士和のクリエイティブシンキング

佐藤可士和のクリエイティブシンキング
佐藤可士和のクリエイティブシンキング 佐藤可士和

アートディレクター・クリエイティブディレクターとして業界のトップに君臨する佐藤可士和さんの著書『佐藤可士和のクリエイティブシンキング』では、考えること、特にクリエイティブな考え方に焦点が当てられています。

「クリエイティブ」と聞くと、アーティストやデザイナー、広告代理店のアイデアマンのような業界の人にしか関係ない、と思ってしまいがちですが、実はどんな仕事をしている人にも、家事をする人にも、遊びに一生懸命な人にも重要な要素です。

本書で紹介される「クリエイティブシンキング」は、物事の本質を考え、現状より良くしようとする考え方だからです。いかに残業を減らすか、いかにてきぱき家事をこなすかということを考える際にはこの「クリエイティブシンキング」が必要です。

課題はどこにあるのか、どうしたらそれが解決できるのかを考える方法が、わかりやすく書かれた本です。「クリエイティブマインド」を作ることが目的ですが、この本を通して、これからのコミュニケーションのとり方、自分らしい生き方などのヒントも学べる内容になっています。

日常を簡単にクリエイティブにしたいなと思う方向けの入門書としておすすめしたいです!

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武器としての決断思考

武器としての決断思考
武器としての決断思考 瀧本哲史

こちらも『僕は君たちに武器を配りたい』の著者・瀧本哲史さんが書かれた思考に関する本です。
これから生き方が多様化していく時代に、これからどうすればよいかという答えは自分で見つけるしかありません。瀧本さんはこう言います。

「こんな時代に生きる私たちは、過去のやり方が通用せず、未来予想もうまくできない中で、自分の人生や家族の将来を見据えながら、ひとつひとつ現時点で最善と思える「意思決定」を行なっていかなければなりません。」

人生のあらゆる場面で求められる「思考」と「決断」の重要性を説き、具体的にどのような意思決定をすれば、自分も周りも納得できる強い結論を出すことができるのかをわかりやすく説明したのが本書『武器としての決断思考』です。

この決断思考に必須になるのが、メリットとデメリットを比べることです。しかし、このメリットとデメリットの比較も、正しい方法で行われなければ、適切な答えが出ません。

後悔にしない選択をするために、正しい意思決定の方法を学びませんか?目からウロコの思考ツールがここにあります!

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アタマの体質改善

アタマの体質改善
アタマの体質改善 武藤新二

“社会人になってたるんだのは、お腹じゃなくて頭かもしれない”

そんな帯の言葉にドキッとして手に取ったのが『アタマの体質改善』です。
アイデアを出す、商品を開発するなどを主戦場とした職業でない限り、頭を柔軟に使おうという習慣はなかなか身につきません。

ましてや、忙しい日々の中で、「頭を使う」必要もない決まりきったルーティンワークをこなす局面も少なくないでしょう。

しかし、いざ頭を使って考えようとしたときに「アタマが固くなってるな」と気づくのでは遅いのです。常に柔軟に保っておくことが必要です。

そこで本書で紹介されている、45もの「思考力・発想力を鍛え、頭を柔軟に保つトレーニング方法」が役に立ちます。特徴は、生活の中に簡単に取り入れられて、誰にでも実践できるほど簡単という点です。

たとえば、
レストランに行って、いつもと同じような「定番」メニューを避けるということのも、この思考トレーニングの一つです。

繰り返しになりますが、“社会人になってたるんだのは、お腹じゃなくて頭かもしれない”をいう言葉、あなたにも刺さっていたら、ぜひ読んでみてください。

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アタマの体質改善

 

いかがでしたでしょうか。気になる一冊、見つかりましたか?
どの本も本当におすすめですが、「自分の頭で考える」第一歩としては、細谷功さんの本とくに『考える練習帳』からはじめてみるのはいかがでしょうか。

「自分の頭で考える」以外にも、テーマ別で選書しているので、興味があればぜひ!
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