学生から社会人になってときに驚くのが、一変する環境です。
自分がいきなり新入社員として下の立場になり、人間関係がリセットさせ、仕事の仕方がわからず、自分よりもできる先輩や同期に囲まれ、、、
とにかく不安です。ですが、社会人としての根本的な基礎知識が身についていれば心に余裕が生まれます。現に仕事の成果にもつながっていきます。
仕事術・思考法・コミュニケーション・メンタルコントロール・キャリア形成など、ビジネスパーソンに求められる知識は、読書でこそ効果的に身につけることができます。
社会人になってからは忙しい日々が続く人も多いと思うので、ここでは最低限優先して「これだけは読みたい」という新社会人におすすめの本を厳選して紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
<<20代に厳選の30冊はこちら↓>>
社会人になって間もない20代は知的好奇心が旺盛で、学びの吸収が早く、その後の30~40代以降の仕事体力の基礎を築く大事な時期です。 「若さ」という武器で多くの新しいことにチャレンジし、まだまだ失敗が許容される時期でもあります。そんな人[…]
新社会人におすすめの必読本 10選
1. 働く君に贈る25の言葉
『働く君に贈る25の言葉』は東レという大企業で同期トップで取締役に昇りつめた佐々木常夫さんの著書です。家庭に多くの事情を抱え、日々定時退社を迫られながらも効率的な業務で大きな成果を挙げてきた著者から、若手が学ぶべき心構えや具体的な仕事術は多分にあります。
本書では「3年でものごとが見えてくる、30歳で立つ、35歳で勝負は決まり」と述べられていますが、まさに新社会人になったその日から志高くありたいものです。
20代、遅くとも30代前半までの過ごし方でその後の人生が決まる。これまでに成功をつかんだビジネスパーソンの多くはそう語るでしょう。 一般的にビジネスの世界では20代前後までを「若い」と認識します。そしてこの若いうちでなければ経験できな[…]
2. ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング
強いインパクトを残すタイトル通り、素早く考えて悩みを解決する術が『ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング』です。長く考えれば良い答えが出るわけではなく、いかに短時間で最大限頭を働かせるかに焦点が当てられています。
職場やプライベートで抱える悩みについて、1分間でひたすらペンを走らせ、考えていることを全てアウトプットします。考えを言語化することで問題が明確になりますし、なにより吐き出すことで気持ちが楽になると実感できます。あれかれ不安や悩みを抱える新社会人だからこそ、現実的に解決できる術を身につけると安心できます。
「ゼロ秒思考」という言葉、聞いたことあるでしょうか。 瞬発的に頭の中を整理し、考えを深めていく思考方法です。 この「ゼロ秒思考」ができれば、頭が良くなり、気持ちも整理され、不安が解消されます。 なんて口当たりの良いことを言[…]
3. これからの会社員の教科書 社内外のあらゆる人から今すぐ評価されるプロの仕事マインド71
リクルートやLINE、ZOZOなど時流の最前線を走る企業を経て「最強のサラリーマン」の称号を得た田端信太郎さんの『これからの会社員の教科書 社内外のあらゆる人から今すぐ評価されるプロの仕事マインド71』。本書を読めば、SNS上での発言やマーケティング手法からは派手なイメージがあるものの、その土台には「ルール」や「マナー」などの基礎があることがわかります。
ビジネスの基礎知識の身につけ方から、上司とのコミュニケーションの取り方まで、一般的な新入社員研修では決して経験することのできない田端さんならではの生きた出世術を学ぶことができます。
ここでは「最強のサラリーマン」とも称される田端信太郎さんが教える、新入社員が実践すべき仕事術を紹介していきます。 会社で出世を目指すにしても、転職してキャリアアップするにしても、起業するにしても、ビジネスの世界の「ルール」「マナー」「[…]
4. 夢をかなえるゾウ
『夢をかなえるゾウ』は冴えないサラリーマンが主人公の人気小説シリーズの第一弾で、ビジネスパーソンとしての根幹に気づかせてくれる一冊です。インドの神様ガネーシャによって毎日お題が課せられ、主人公は仕事やプライベートで日々実践しながら大切なことに気づいていきます。
一見仕事には直接関係なさそうなことでも、読み進めれば納得です。実用的な教えから、マインドセットにおいて重要なメッセージも含まれており、心温まるストーリーになっています。手軽に読めて、一緒に実践までできる新社会人必読のビジネス書小説です。
自分を変えたいなぁ 何をやろうとしても続かない... 難しそうな本は苦手だけど、読書したいな〜 ビジネス書って抵抗あるけど、楽しく読めるものはないかな? この中のいずれかに当てはまる人に絶対にオススメしたい本[…]
5. 地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
「仕事ができる」とはどういうことかが具体的に理解できる『地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』。仕事ができたり速かったりする人はそれ相応の考え方をしています。本書では効率的な仕事に必要な思考の鍛え方を「フェルミ推定」というトレーニングを通して紹介します。
そしてなにより注目すべきは3つの地頭力です。①結論から考える「仮説思考力」、②全体から考える力「フレームワーク思考力」、③単純に考える力「抽象化思考力」。これを意識さえできれば、直接的に仕事の生産性が上がっていくでしょう。実践できるまで何度でも読み返して自分の地肉にしたい一冊です。
ここでは細谷功さんの著書『地頭力を鍛える』をもとに、地頭が良い人が持つ6つの思考力について紹介していきます。 よく「あの人は頭が良い」「地頭が良い」と言ったりしますが、では「頭が良い」とはそもそもどういうことなのでしょう。 大き[…]
6. 7つの習慣
学生からベテラン会社員まであらゆる世代に最優先でおすすめしたい『7つの習慣』。読んだことのない方は新社会人になるタイミングでぜひとも読みたい一冊です。長期間かけて理想の人格を育んでいくという大きなテーマなので、読むのは早ければ早いほど好ましいと言えます。
仕事でも家庭でも成功を収めるために身につけるべき習慣が、個人編と人間関係編に分かれて紹介されています。小手先のテクニックではなく、悩みを解決し成功するための本質が学べる「世界最高のビジネス書」が『7つの習慣』です。500ページほどの厚めの本なので、漫画版などで概要をつかむだけでも大きな収穫があるでしょう。
今回は、どうしても紹介したい本があるので、その本について解説していきます。 その本とは、スティーブン・R・コヴィー著『7つの習慣』です! 不朽の名作『7つの習慣』は、1989年にアメリカで出版されました。日本でも1996年に出版[…]
7. 道は開ける
世界的ビジネス書の巨匠デール・カーネギーの『道は開ける』も新社会人におすすめの本です。アメリカで1948年に出版されて以来長きにわたって読み継がれているのは、誰もが抱える不安や悩みの根本的解決方法を具体的に明記しているからでしょう。
自分で悩みを分析し解決のための行動をとり、自分らしく生きていくというのが本書のテーマです。全ての悩みや不安を誰かに相談できるわけではありません。そんな困った時には、本書の計28項目もの教えはあなたを助けてくれるでしょう。くよくよ考える前に、現実的な対策をとりましょう。
今回は、世界中で最も読まれるビジネス書の一つであるカーネギー著『道は開ける』を紹介したいと思います。 カーネギーのもう一つの代表作『人を動かす』では主に対人関係について言及されている一方で、 この本は主に個人の「悩み」に焦点を当て、[…]
8. 神・時間術
学生の身から社会に出ると一気に時間的余裕がなくなったように感じるでしょう。一生の課題となる時間術について学ぶなら、精神科医を本業にしつつ膨大な情報発信や充実のプライベートを実現させる樺沢紫苑さんの『神・時間術』がおすすめです。
時間は平等で増やすことはできませんが、時間の使い方を変えて質を高めることはできます。本書では朝・昼・夜という時間帯ごとに適した時間の活用法から、睡眠や早起きなどのコツまで網羅されています。時間をコントロールできれば、余裕のある生活を送ったり、大きな成果を残したりと自分の目標に大きく近づくことになります。
1日の時間、あなたは上手く使えてますか? 誰しも平等に与えられた1日24時間。しかしその平等で限られた時間の中で、とんでもないスピードで成長する人や、圧倒的な成果を出す人がいます。 一方で、「自分もこのままじゃいけない」「だらだ[…]
9. 僕は君たちに武器を配りたい
若いビジネスパーソンが主体的に考え、時代の波に飲み込まれないために読みたいのが『僕は君たちに武器を配りたい』です。世の中の仕組みをよく知り、情報を正しく活用し、オリジナリティを持つことが今後価値の高い人材として生き抜くポイントとなります。そのための知識が詰まった一冊です。
さらに「今後生き残る4タイプの人」と「生き残れない2タイプの人」が紹介されています。自分の仕事や立ち位置がどこにあるのか、今後どのように生きていきたいかのを今一度じっくり考えるためにご一読をおすすめします。
今回は、瀧本哲史さん著『僕は君たちに武器を配りたい』の書評と要約をしていきたいと思います。 瀧本さんといえば『武器としての決断思考』や『読書は格闘技』『ミライの授業』など数多くの本を執筆されていて、どれもぼくの好きな本ばかりです! […]
10. 転職の思考法
会社で働いていると、上司の目を気にしたり、社内ルールを覚えたり、ついそこが世界の全てであるように感じられ、市場全体から自分を客観視することが難しくなってしまいます。しかし終身雇用が成り立たない現代においては、意識すべきはマーケット全体から見た自分の価値です。
北野唯我さんの『転職の思考法』で教えてくれるのは、技術資産・人的資産・業界の生産性の3つの観点から構成される「マーケットバリュー」と、「being型」としての生き方です。今すぐ転職を考えていなくとも、新社会人になったタイミングで意識すべきがこの「マーケットバリュー」なのです。
「このまま今の会社にいていいのか?」 社会人なら一度はそんな思いを抱いたことはありませんか?実際に転職するかしないかは別にして、一つの選択肢として転職についてしっかり考えておくことは誰にとっても有益です。 一時代前のような終身雇[…]
理想の仕事につくためには「好きなこと」や「やりたいこと」を見つけなければならない。 そう考えていませんか? たしかに、仕事を選ぶ、ひいては何をして生きていくかは誰もが答えを求める命題だと思います。「これに一生を捧げるんだ」という[…]
最後に
やはり学生のときと就職して社会人になってからは求められることが大きく異なります。当たり前が当たり前でなくなり、自分の中でも大きな悩みや不安が募ることも多いでしょう。
しかしそんなときこそ落ち着いて、何が自分に足りてないのか、どうやったら解決できるのかを考えてみることが大切です。そして本はあらゆる問題について対応可能な便利なツールなので、これを使わない手はありません。
焦らず、ゆっくりとこれからの生きていく知識を身につけていきましょう。みなさんの社会人生活を応援しています!
それでは楽しい読書ライフを!
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社会人以後と比較すると、大学生活は自由時間が多く確保できるため本をたくさん読むチャンスだと言えます。大学のうちに意識したいことは、 専門分野の知識を深める+社会に出ても通用する基礎知識を身につける ことです。さらに自分に適した進[…]
社会人になって間もない20代は知的好奇心が旺盛で、学びの吸収が早く、その後の30~40代以降の仕事体力の基礎を築く大事な時期です。 「若さ」という武器で多くの新しいことにチャレンジし、まだまだ失敗が許容される時期でもあります。そんな人[…]
30代になれば関心事も幅広くなります。お金の悩み、大きくなる仕事での責任感、転職や副業への関心、時代の変化への対応。 これまで経験したことのないような悩みや不安を感じたり、新たな挑戦に躊躇してしまったり、現状維持に甘んじてしまう。そん[…]
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