前田裕二『メモの魔力』の次に読むべき【相性ぴったりの本5選】

メモの魔力 関連本

『メモの魔力』をさらに深く理解したいと思っている方

『メモの魔力』が気に入って、次の本は何にしようかなと迷っている方

普段は読書しないが『メモの魔力』のような本ならまた読みたいと思っている方

そんな方におすすめの本があります!

『メモの魔力』といえば、知的生産のためのメモ術、抽象化、自己分析などを連想するでしょう。いずれも自分という人間をよく知り、自分の夢や目標を叶えるための手段です。

今回紹介する本も、前田さんの思考プロセス自体に近かったり、抽象化・具体化に特化していたり、本当の自分を知るための内容が盛り込まれています。

『メモの魔力』と似ている相性ぴったりの本で、関連性がかなり高いので、一緒に読むべき本として、おすすめしたいです!これらは、『メモの魔力』を読んでいない人にもおすすめしたいほどの良書ですが、『メモの魔力』と関連させることで理解度が格段に増します。

それでは一冊ずつ見ていきましょう。手にとってみたいなと思ってもらえたらとても嬉しいです!

1. 独学の技法

知的戦闘力を高める 独学の技法
『知的戦闘力を高める 独学の技法』 山口周

山口周さんの『独学の技法』は、タイトルからもわかるように「独学」を効果的にするにはどうすればよいかという本です。特に読書での独学に焦点が当てられています。この激動の時代で、新しいスキルや知識を学び、身につけ続けることが重要です。そして、毎日なにかを学ぶ上で、不可欠なのが「独学」です。

本書で紹介される独学のプロセスは、以下の四段階です。

  1. 戦略
  2. インプット
  3. 抽象化・構造化
  4. ストック

どのように読書をすればよいかという手引きとも言えますが、この③〜④のプロセスが非常に『メモの魔力』と通じるところがあります。特に「③抽象化・構造化」の段階で、山口さんは以下のような問いかけをするとよいと言います。

  1. 得られた知識は何?
  2. その知識は何が面白いの?
  3. その知識を他の分野に当てはめるとしたら、どんなことが言える?

これってまさに前田裕二さん流の『メモの魔力』式メモ術でいう、◎ファクト→◉抽象化→★転用ときれいに一致しますよね。

読書の仕方から、知識の整理の仕方、他分野での知識の応用の仕方などまで、一生ものの独学の教科書と言えます。ぼくは何度も『メモの魔力』を読んでいる方にはおすすめだと言い続けてきた本です。

山口周さんと言えば、『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』や『ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式』ももちろんおすすめです。どの本も間違いないと言える著者ですが、『メモの魔力』関連では、今回『独学の技法』を推させてください。

『独学の技法』の詳しい紹介はこちら▶︎インプットの効率を高める『独学の技法』

2. 具体と抽象

『具体と抽象』細谷功
『具体と抽象』細谷功

「自分の頭で考えること」をテーマにした本を選ぶときに、まず優先して思い浮かぶのが、細谷功さんです。そして細谷さんの本に、『メモの魔力』の抽象化を理解する上でうってつけの本があります。それが『具体と抽象』です。

具体化・抽象化といった言葉自体が非常に抽象的な概念なので、実際それを実践で使おうとすると難しいと感じる人も多いかもしれません。現に『メモの魔力』を読んでいて、この抽象化の部分が少しスムーズにいかないなと感じた方も多いでしょう。

本書では、具体とは何か。抽象とは何かという基本のキから丁寧に解説してくれる上に、抽象化思考の鍛え方まで学ぶことができてしまいます。

この具体と抽象を往復するというのは、「考える」根本の部分でもあると思います。『メモの魔力』の理解度を深める、思考能力を深めると意味で、ぜひご一読していただきたい一冊です!

『具体と抽象』の詳しい紹介はこちら▶︎抽象化で世界を変えよう: 抽象化入門書の紹介

3. メタ思考トレーニング

『メタ思考トレーニング』細谷功
『メタ思考トレーニング』細谷功

『メタ思考トレーニング』は、メタ思考という「あるものを一つ上からの視点から客観的に見る考え方」の重要性を説く本です。そしてそのメタ思考を実践する上で欠かせない要素として、Why型思考とアナロジー思考という二つの思考方法は紹介されます。

Why型思考というのは、唯一物事を抽象レベルに変換できるWhyという疑問詞を用いて、メタ的に(一つ上からの視点で)考えるというものです。またアナロジー思考は、「抽象化という手段でメタに上がり、遠くから借りてきて、斬新なアイデアを生み出す」ような思考方法です。

つまりここでも重要になるのは具体化と抽象化の連続です。この二つの実践のためのトレーニングである問いが数多く収録されています。

例えば、「水と安全の共通点は何か」ということを考える上で、まずそれぞれの特徴を具体的に書き出し、抽象化して共通点を探り、再度具体的に他分野へ応用するというプロセスで解説されます。

これぞまさに、『メモの魔力』でいう、◎ファクト→◉抽象化→★転用に他なりません。量が質につながるという考えのもと、数多くのトレーニングをすることで、より質の高い抽象化、転用をすることができるようになるでしょう。

『メタ思考トレーニング』は、『具体と抽象』の細谷功さんの書いた一冊です。もはや細谷功さんの思考と前田裕二さんはとても相性が良いと言えるでしょう。細谷さんの『考える練習帳』も非常におすすめな一冊です!

『メタ思考トレーニング』の詳しい紹介はこちら▶︎【Why型思考とアナロジー思考とは】メタ思考が必要な理由と習得方法

4. ソース

ソース
『ソース』マイク・マクマナス

『ソース』は1999年に日本で出版された本ですが、全く色あせることなく、むしろ今の時代のためにこそ書かれた本ではないかというほど、先見の明を持った一冊です。

こちらは『メモの魔力』の自己分析パート、つまり自分の好きなことややりたいことを見つることに興味のある人にこそおすすめしたい本です。

本書では、「自分らしさ」を形成する自分の中に自然にわき起こる好奇心のことを「ワクワクの源泉」「ソース」と呼んでいます。ソース(Source)は源という意味であり、子供のころに感じたようなワクワクの源です。そのワクワクをどのように見つけるか、について焦点が当てられています。

好きな仕事をどうやって探すかということから、好きなことをどのように生活に落とし込んでいくかという実践的な内容になっており、自分の深掘りするための具体的な質問も用意されています。『メモの魔力』のように1000問も収録されているわけではないですが、厳選された本質的な問いばかりに出会うことができます。

好きなことややりたいことで生きていくことは可能なんだ、その見つけ方や実践の仕方を知らなかっただけなんだ、ということを教えてくれる本です。

『ソース』の詳しい紹介はこちら▶︎「好きなこと/やりたいこと」で生きていくための7つのヒント【ソース】

5. 7つの習慣

7つの習慣
『7つの習慣』スティーブン・R・コヴィー

『7つの習慣』は言わずと知れた世界的な不朽の名作とされているビジネス書であり自己啓発本です。この本は『メモの魔力』とは直接的な関係はそれほどありません。しかし、前田裕二さんが社会人初期時代に上司に勧められたと言われる、前田さんに最も影響を与えた一冊と言えるでしょう。

前田さんは『7つの習慣』についてこう述べます。

僕は、この本は自己啓発本の決定版だと思っています。ここまで包括的に人生の成功原則をまとめた本はないと思います。

他の自己啓発本は何かが欠けていることが多いのですが、この本にはすべての必要要素が含まれています。抜け漏れのある薄い自己啓発本を10冊読むならば、この1冊を繰り返し読めば十分だと思います。(NewsPicks Magazine Autumn 2018 Vol.2 より)

まさにこの前田さんの言葉通りで、人生において重要な要素をすべて網羅したような内容で、それを「7つの習慣」に分けて生活の中で実践できるかたちで紹介されています。『メモの魔力』を呼んで、前田さん自身の人格や性格を好きになったという方も少なくないはずです

そんな前田さんの人柄に触れることができるとすれば、この本だと感じます。とは言え、500ページくらいの少し厚い本なので、あまり読書に慣れていないという方は躊躇してしまうかもしれません。そんな方には、『7つの習慣』のまんが版『まんがでわかる 7つの習慣』もおすすめです。

ぼくも『7つの習慣』は好きすぎて、各習慣について簡単に解説しています。まずは大まかな内容を知りたいという方は、こちらを参考参考にしてみてください↓

『7つの習慣』の詳しい紹介はこちら▶︎最高にして最強のビジネス書『7つの習慣』を徹底解説!

+α. 前田裕二の本

前田裕二著 『人生の勝算』『メモの魔力』『ギフトのあけ方』
前田裕二著 『人生の勝算』『メモの魔力』『ギフトのあけ方』

『メモの魔力』以外にも前田さんの著作はあります。第一作目の『人生の勝算』では前田裕二という人間がいかに形成されたかという、彼の半世紀を綴る内容となっています。『人生の勝算』を通して、前田さんの人生の中からどれだけ多くのことを学ばせてもらったかは計り知れません。

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本書は『人生の勝算』は、SHOWROOM代表の前田裕二さんの処女作。 今や大ヒットの『メモの魔力』やテレビなどでもお馴染みになりつつある前田さんですが、2017年に発売された『人生の勝算』の文庫が新たに刊行されたので再読しました。 […]

前田裕二 人生の勝算

また三作目である『ギフトのあけ方』では、「プロデュースの民主化」をテーマとして、いかに自分をブランディングしていくべきかが、著名人7名との対談の中で語られています。正しい努力をすれば、どんな人でも報われる。そして夢を叶えることができると思わせてくれる内容です。

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ギフトのあけ方

『メモの魔力』に惹かれた人は、ぜひ他の前田さんの著書も読んでみてはいかがでしょうか。

最後に

『メモの魔力』は2018年12月に発売されて以降すでに50万部以上を売り上げるベストセラーになっています。しかし前田さんの当面の目標は100万部であり、今後も長く話題の真ん中にあり続ける本となるでしょう。

「知的生産」「自己分析」という普遍的でどの時代にも必要とされるであろう内容となっています。そんな本をがないのはもちろん、読んだこと一度読んでおしまいにしてしまうのはとても勿体無いことだと思うのです。

なので、『メモの魔力』を何度も読んで理解を深めると同時に、他の関連書籍を読んだ上で、さらに『メモの魔力』を活かせると素敵だなと思い、以上の本を紹介しました。

興味が出たというものがあれば、ぜひお手にとってみてください!

▽他にもオススメしたい本がたくさんあります!▽

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