短時間で上質な文章を書くコツは「書く前」にある!

新しい文章力の教室

今回は「短時間で上質な文章を書く」をテーマにお話していきます。

ビジネスではメールや日報、企画書など書くシーンがたくさんあります。それ以外でも、ブログやSNSなどに読まれる文章を書きたい人もいるでしょう。

そんな方々にとってこんな文章術が身につくと強力な武器になります。

短時間で書き上げることができる
読みやすい文章を書くことができる
読みたくなるような内容を書くことができる

このような文章術を実現するために大事なことはたった一つです!

それは、いきなり書き始めないことです。

これは『新しい文章力の教室』という本を読んで、「これこそ文章を書く上での最重要ポイントなのではないか」と思った基礎知識です。

いきなり書き始めないなら、どのような準備を行えばいいのかについて解説していきましょう。文章を書くのに時間がかかるな〜と悩んでいる人自分でも何が言いたいのかわからない内容になってしまう人読者にとって魅力的な内容を伝えられてないな〜と思っている人。それら全てを解決する文章術ですので、ぜひ自分のものにしてしまいましょう!

文章はいきなり書き始めない

良い文章を書くためには、「いきなり書き始めない」ことが重要です。参考にした『新しい文章力の教室』は「良い文章とは完読される文章である」と主張しています。完読される文章を書く上でもっとも難しいものですが、書き手にとっては理想的な目標です。

完読される文章を目指せば、自ずと読みやすく魅力的な文章になります。なおかつより短い時間で文章が書けるようになっていきます。

それを実現させるには「急がば回れ」です。まずは以下で紹介していく文章の「設計図」を書くことから始めましょう。

早く書き上げたいがためにいきなり文章に取りかかるのと、たしかに調子が良いときにはスムーズに書き終えることができるかもしれません。しかし泥沼にはまって、結局30分、1時間で書けると思っていたものが4~5時間もかかってしまったという経験がある人もいるでしょう。

安定して書くために、まずは文章の構成をしっかり考えることからスタートさせましょう

文章の「設計図」を作成する

では書き始める前に具体的にどんな準備、つまり「設計図」を用意しておけばよいのでしょうか。

「どんなことを伝えたいのか」というテーマを明確にする
「何を言うか」をトピック化して並べる
書く順番と優先度を決める

大まかにいうと、これら3点が文章の準備には必要で、文章を効率的に読みやすいものにしてくれるポイントなのです。

これらの点を押さえるために、5つのプロセスを踏みながら一緒に考えていきましょう。このプロセスは紙に手書きでまとめていくものです。何か文章を書く前には誰にでも使える役立つフォーマットなので、覚えておいて損はないでしょう。

1. 書きたいことを箇条書きでリストアップする

まずは頭の中にある書きたいこと・伝えたいことを紙に吐き出します。このとき紙の最上部はスペースを残しておいてください(次のステップで使います)。とにかく出すことがポイントで、この段階で順番や内容の質などのことは考えません。伝えるべき項目に漏れがないよう、実際に書くかわからないようなものまでリストアップしましょう。

5W1Hが項目を出すヒントになります。5W1Hとは、Who(誰が)、When(いつ)、Where(どこで)、What(何を)、Why(なぜ)、How(どのように)ですが、これはあらゆる形式の文章に使える枠組みです。まずはここから考えれば漏れなく最重要項目を洗い出すことができます。

2. テーマを書く

次に「1. 書きたいことを箇条書きでリストアップする」の内容を見渡して、テーマを決定し、紙の最上部に書き出します。書きたいことの本質が簡潔に言い表せるテーマならよいのですが、それだけだと100点とは言えません。

その文章のオリジナリティ、つまり自分らしさが決まるのがこのテーマだからです。『新しい文章力の教室』では「文章のオリジナリティは『切り口』に宿る」と述べられていますが、言いたいことのどこを切り取って焦点をあてるかがその文章の特徴になります。

どのような切り口だと魅力的に思ってもらえるかを自分の頭で考えて、自分なりの切り口で文章を作成しましょう。

3. リストアップした項目に書く順番を割り振る

テーマを決めたら、最初のステップでリストアップした項目に戻りましょう。3つ目のステップでは、実際に文章を書く流れを決めるため、各項目に順番を割り振っていきます。

順番を決めると同時に、必ずしも全部の項目を使わなくていい、つまり「選ばない」ことも大切。とりあえず頭の中の考えを吐き出した項目ですので、取捨選択する必要があります。

言いたいことを詰め込みすぎて読者を混乱させてしまうケースもあります。伝えたいことをしっかり読者に届けるために取捨選択しましょう。

また順番を決める際に、出だしが決まらない人は「大事な話題から言う」ということを意識してみましょう。読者を惹きつけるのは文章の出だしです。まずは出だしを決めてしまってから、論理や流れが自然になるような構成を考えます。

4. 新しい紙に再度テーマを書き、順番通りに並べ直す

各項目に番号を付け、書く順番が決まったら、新しい紙に順番通りに書き直します。少々めんどうかもしれませんが、この作業こそが、実際に文章を書くときの助けとなり、結果的に効率良く進みます。

新しい紙を用意したらテーマを最上部に書き直し、項目を順番通りに並べましょう。

実際に順番に並べ直してみて、その順番に納得がいかないなら何度でも書き直しましょう。ここが文章のメインコンテンツの枠組みとなるので、時間を惜しまずに繰り返すことがポイントです。

5. 各項目に優先度を格付けする

そしてこの文章の「設計図」作りの最終ステップが、各項目にアピールしたい優先度をA・B・Cの3段階で格付けしていきましょう

実際に文章を書くときに、何をどのくらい書くのかという判断基準になります。文章の中でも重要度が高いものと低いものは当然混在しています。メリハリのある文章を書くためにも、「ここは力を入れて強調しよう」「ここは簡潔にまとめよう」など意識して書くことが大切です。


以上が、「短時間で上質な文章を書く」文章術です。書くのに時間がかかってしまう人、読みやすい文章が書けない人の問題は、そもそも文章を書き出す前にあったわけです。

具体例は本書『新しい文章力の教室』に掲載されていて、より理解が深まるでしょう。興味がある方は、文章力入門ということで、ぜひお手にとってみてはいかがでしょうか。

さらに書くために知っておきたいことが学べる本で、おすすめなのがこちらです!

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