【ホリエモン おすすめの本 ベスト7】堀江貴文さんの本をまず何から読むべきか?

ホリエモンのおすすめ本

学生時代に起業した会社を上場させ、その後約2年半の服役生活を送り、今では誰よりも自由なライフスタイルを実現させているホリエモンこと堀江貴文さん。そんな堀江貴文さんの生き方や思考は、自らが配信するメルマガや数多く出版されている書籍などに記されています。

そんな堀江さんがなぜここまで多領域で圧倒的な成果が残せるのか、なぜこれほどまでに自由に生きていけるのかを学ぶ上で、最も効果的な方法は堀江さんの著作であるビジネス書を読むことだと思います。本は具体的に言語化された堀江さんの思考や価値観が体系的にまとまっており、最も情報濃度が濃いのです。

しかし、ホリエモンの本はどれから読めばよいのでしょうか。堀江さんの書籍は関わるもの全てを入れると100冊では収まらないのではないでしょうか。正直に言えば、ホリエモンの本の中には「ホリエモンの原液」が薄いものもあります。ここでは優先して読むべき堀江貴文のおすすめ本を7冊に厳選して紹介していきたいと思います。

今後の世の中の流れや価値観、その中で自分はどう生きていけばよいかということを考える上でヒントになるのがホリエモンの本です。内容を噛み砕き、その思考を自分のものにしましょう!

堀江貴文さん(ホリエモン)ってどんな人?

今さらと思う方もいるでしょうが、さらっと堀江貴文さんがどんな人なのかを振り返ってみましょう。ホリエモンこと堀江貴文さんは福岡県八女市出身の実業家です。東京大学在学中に有限会社オン・ザ・エッヂを起業し、後に株式会社ライブドアとして東証マザーズに上場させます。

これは知っている方は多いと思いますが、2006年に証券取引法違反で東京地検特捜部に逮捕され、2011年から2年6ヶ月もの間服役生活を送ることになります。服役中もメルマガ配信などは継続させ、2013年に刑期を終了して再びビジネスの世界で活躍しています。

今ではインターステラテクノロジズ株式会社で宇宙ロケット開発し、高級和牛レストランなどを運営するWAGYUMAFIAをプロデュース。メールマガジン「堀江貴文のブログでは言えない話」の配信に加え、オンラインサロン「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」を運営しています。とにかく多分野にわたって活動しているのがわかります。

堀江貴文さんのオススメ本 7選

1. ゼロ

ゼロ 堀江貴文

堀江さんの本でまずは何を読もうかと迷ったら、優先して読むべきは何をおいても『ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく』です。堀江さんが2013年に服役生活を終えて、人生のリスタートというタイミングで出版した一冊目の本です。なぜ本書が堀江さんの本の中で圧倒的におすすめかと言うと、ホリエモンの思考の核つまり「原液」にもっとも近い本だからです。本というものは著者だけでなくライターや編集者が手を加え、作者の意図したことを表面的にしか切り取ってないという内容の場合もあります。

しかし、本書は著者の少年時代から現在に至るまでの半生記が生々しく描かれており、その中ではホリエモンの思考の原点が学べます。数ある堀江さんのビジネス書の内容の核が全て本書に収まっているという印象さえ受けます。経験を積み、どのように自信を身につければよいのか。どのように自分のやりたいことを見つけ没頭すればよいのか。今後生きる上で大切なお金や時間に対する価値観とはどのようなものか。

激変するこの時代において、今後10年でも20年でも通用する思考の本質とはどのようなものかを学ぶことができます。好きなことを自由にやりつつ、仕事でも圧倒的な成果を挙げる堀江さんが人生を通して伝えたいことの全てがここにあります。その極意を学びたい方に非常におすすめの一冊です。

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『ゼロ』 堀江貴文

2. 多動力

多動力 堀江貴文

2017年にNewsPicks Bookレーベルから箕輪厚介さん編集で出版された『多動力』は、堀江さんの本の中で最も売れている一冊だと言えます。宇宙ロケットを飛ばし、最高級の和牛レストランを運営し、自らも肉を調理し、その他にも本人が「自分でも全貌を把握できないくらいたくさんのプロジェクトを同時並行で進めている」という著者が、どのようにその「多動」を実現させているかに迫った本です。

「多動力」と聞いて勘違いしがちなのが、とにかくいろいろなことに手を出すことを本質だと思ってしまうことです。しかし本当に大事なことは、何か一つのやりたいことに没頭することからスタートすることなのです。そしてその一つを突き詰めて、そこで培った好奇心や集中力を含め学んだことを他の分野にも応用していくことで多動力が発揮できます。まずは何かを思い切って始める。そして没頭し、横展開していく。そのために必要な31もの多動力の原則が本書では紹介されています。

「やりたいことが見つからない…」「逆にやりたいことが多すぎて時間が足りない…」という方は必読のホリエモン本です。今後あらゆるモノがインターネットにつながっていく時代では、領域の横断というのが必須になってくることは間違いないでしょう。そんなときに多動力を身につけておけば心強い武器になるはずです。

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『多動力』堀江貴文

3. 時間革命

時間革命 堀江貴文

2019年9月に出版されたのが、堀江さんが時間に特化した唯一の本『時間革命 1秒もムダに生きるな』です。仕事でも遊びでも圧倒的な成果を生み出し続ける堀江さんが最も大事にしているものが時間です。「お金など比べものにならない」と言い切る堀江さんですが、お金を持っているからそう言えるのではありません(ぼくも最初はそう思っていました)。時間を大事にするからこそ、時間効率ひいてはアウトプットの質も量も高めることができるのです。

時間の考え方で意識すべきは「自分時間」を確保できているかどうかです。人生の質を高めるシンプルかつもっとも根源的な結論は、自分時間を増やし、他人時間を減らすことに他なりません。やらされ仕事をして、行きたくもない上司との飲み会に行くのは紛れもなく「他人時間」を生きていることに他なりません。そうではなくいかに自分のやりたい趣味や作業をし、気の合う仲間と飲むというような「自分時間」に焦点を当てることが重要だと教えてくれます。具体的な「自分時間」の増やし方、時間効率の高め方をわかりやすく解説してくれるのが『時間革命』です。

「自分でも時間をうまく活用できてないとわかっているんだけどな…」「自分のやりたいことに1日を使えていない…」「最近悩み事が多いな…」そのように感じる方には、ぜひともおすすめしたい堀江貴文本です!

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4. あり金は全部使え

あり金は全部使え 堀江貴文

2019年6月に出版された『あり金は全部使え 貯めるバカほど貧しくなる』は、堀江さんのお金というテーマに焦点を絞った本です。お金はあればあるほどいい、将来のために貯蓄はたくさん必要だ、というような凝り固まった考えを柔軟にしてくれる一冊だと感じました。

タイトルからもわかるように、堀江さんは貯金に対して批判的です。貯金という行為そのものというより、「何も考えずに貯金さえしていればいい」という考えに反論しています。何か目的があってお金を貯めることは理にかなっていますが、単に稼いだお金を貯金に回すのは機会損失にすぎません。特に若いうちは、今しかできないこと、今自分のために投資しておいたほうがいいことがたくさんあります。お金というのはあくまで手段です。英語力やプログラミング能力を身につけるためにスクールに通う。家事などの時間を短縮するために、高性能な家具を買ったり家事代行サービスを頼むなどのためのお金にすぎません。

そのような盲目的にお金は大事だと思考停止に陥るのを防ぎ、適切なお金の使い方を覚える、ひいてはそれが貯金よりも将来のためになるのです。「うまくお金が使えてないかも…」「貯金するために仕事をしている…」というような人は少し危機感を持つべきかもしれません。本当に大切のはお金ではなく、お金を使って得られる対価だということを教えてくれるビジネス書です

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5. スマホ人生戦略

スマホ人生戦略 堀江貴文

多動で圧倒的な成果を挙げ続ける堀江貴文さんが、人生で最も重宝するツールがスマホです。そのスマホの重要性からスマホの活用術について語り尽くしたのが、2020年5月に出版された『スマホ人生戦略 お金・教養・フォロワー35の行動スキル』です

パソコンでできることはほぼ全てスマホでできると豪語する堀江さんですが、いつでも・どこでも使うことができるのがスマホ最大のメリットです。小手先のスマホの使い方ではなく、インターネット黎明期からパソコンに親しんできた著者だからこそ語れるインターネット・スマホの本質が本書には収められています。効率的なインプットから質の高いアウトプットにつなげるまで一貫してスマホで完結させるヒントが、具体的に紹介されています

「最近時間が足りてないな…」と思う人はスマホによるすきま時間の活用は必須です。トイレやご飯の待ち時間、タクシーや電車での移動時間などの5分10分を積み重ねて1日1時間のすきま時間を活用できれば、10年で約5ヶ月もの時間を創出することができます。本書を参考に、スマホをだらだら眺めて時間を浪費するのではなく、有意義な自分の時間のために活用しましょう。

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6. 東京改造計画

東京改造計画 堀江貴文

東京改造計画』は2020年5月に出版された、堀江貴文さんの東京都に対する37もの提言がまとめられた本です。新型コロナウイルスの影響で世の中がどのように変わったのか、今後どのように変わるかを加味した上での最新の堀江さんの見識が詰まっています。最新のテクノロジーや社会事情をふまえての37個のアイデアは、今後東京だけでなくあらゆる都市に住む人が知っておくべきものです。

また、賛否両論を引き起こす鋭い切り口は読者の思考を刺激します。一つひとつの堀江さんの提言に自分なりの賛成・反対とその理由を考えることで思考力を磨く練習にもなると感じました。現に以下の記事で全ての提言に対しての自分の意見を述べました。堀江さんの知と格闘するにはこれ以上ない「教材」です。

本書は『多動力』『ハッタリの流儀』に続く、箕輪厚介さん編集による堀江さんの著書となっており、より著者の思考の本質に迫る内容が収録されています。自らの思考力を磨きたい方はもちろん、100年に一度の厄災といわれるCOVID-19の影響下で、どのように社会の変化に対応していけばよいかというのを学びたい方にもおすすめです。

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7. ハッタリの流儀

ハッタリの流儀 堀江貴文

2019年7月に出版された『ハッタリの流儀 ソーシャル時代の新貨幣である「影響力」と「信用」を集める方法』は、この新しい時代に「何かに突き抜ける方法」をわかりやすく教えてくれる本です。こちらも『多動力』同様、幻冬舎編集者の箕輪厚介さんのタッグで実現した本です。

堀江さんが常々口にしていることですが、「とにかく第一歩を踏み出してみる」「好きなことに没頭しろ」というメッッセージが根幹にあるのは本書でも変わりません。ただできることにしか手を出さず、新しいことにチャレンジすることなくして成長はありません。だからこそできないことにも「できる」というハッタリを使い、できる状況を作らざるを得なくすることで成長速度を上げるのです。

何かに挑戦するとき「できなかったらどうしよう…」とまず不安を抱いてしまったり、いろいろやってみたはいいけど「これといった圧倒的な成果がまだ見えない…」という人にはおすすめの一冊です。堀江さんはこう勇気づけてくれます。「大丈夫。できないことなんてあまりない。

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ハッタリの流儀

いかがでしたでしょうか。堀江貴文さんの本を読んだことがない人はもちろん、2~3冊は読んだことがあるという人も読みたい本が見つかれば幸いです。紹介した7冊は比較的新しめなものが多いですが、堀江さんの出版ペースを考えると今後もどんどん新刊が出るはずです。

正直に言うと中には「これ違う本で書いてあることと同じだな」とか「内容が少し薄いかな」という本も、あります。それは出版社や編集者によって異なるのかもしれませんが、今後も本当におすすめしたい堀江さんの本を紹介していきたいと思います!

それでは楽しい読書ライフを!

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