近年、新しい読書の形としてオーディオブックという耳で聞くスタイルが浸透してきています。中でも有名なのがAmazonが提供するAudible (オーディブル) というサービスです。運動や運転などをしながら「ながら読書」ができるのが魅力です。
とはいってもAudibleを読書の中心にして使っている人はまだ一部です。Audibleを知っている人は多いでしょうが、実際に使ったことのある人は少ないのではないでしょうか。
Audibleを使ってみようか迷っているけど、「使い勝手はどうなの?」と気になっている人も多いと思うので、ここではAudibleのメリット、デメリットさらには料金などについて詳しく説明していきます。
読書は紙派だったぼくが、実際にAudibleを使ってみたレビューも兼ねてみていきましょう!
Audible (オーディブル)とは?
Audible (オーディブル)とは、Amazonが提供する「耳で聴く読書」オーディオブックサービスです。Audibleはもともと1995年にアメリカで設立され、2015年に日本でもAmazonによってサービスが開始されました。今では日本最大級のオーディオブックサービスとして知られています。
オーディオブックとは?
オーディオブックとは書籍の内容を音声コンテンツに変換したものの総称で、日本ではカセットブックやドラマCDなどが先駆けて知られました。オーディオブックは、今後最も注目を集める分野の一つでもあります。
Audibleのサービス内容と料金
AudibleはAudible会員として月額1,500円でAmazonから受けられるオーディオブックサービスです。会員は毎月1コインが支給され、その1コインと好きなオーディオブックを1冊購入することができます (最初の月は無料で1コイン支給されます)。
ちなみに1コインではどのような価格帯の商品でも購入できます(5,000円のオーディブックでもOKです)。追加で購入したい場合も、会員なら通常より30%OFFの値段で購入することができます。会員を退会した後も、会員期間中にダウンロードしたコンテンツは引き続き利用できます。
Audible会員特典として、月替わりの無料オーディオブックも1冊もらうことができます。他にもAudibleでしか聴けないポッドキャストも聴き放題です。
ビジネス書から小説、落語、語学など20以上のジャンルを網羅し、名作から今話題のタイトルまで40万タイトル以上という豊富なラインナップが提供されています。
もちろんAudibleの商品を単品で購入することもできますが、1冊3,000円が一般的な価格設定なので、やはり会員として購入した方がお得です。
使えるデバイスと台数
Audibleは特別な端末を用意する必要はありません。普段使っているスマートフォンやタブレット、パソコンなどで聴くことができます。Android系、iOS系端末、Windows10系が対象ですが、ほぼ全ての方が対象内でしょう。
1アカウントについて複数デバイスで利用することができ、各端末の種類ごとに3台まで利用可能です。Android系端末で3台、iOS系端末で3台、Windows10系端末で3台、合計9台までご利用いただけます。
Audibleのメリット・デメリット
あまり馴染みのないオーディオブックの使用感が気になる方も多いと思うので、ぼくが実際にaudibleを使ってみてわかったメリットとデメリットを紹介したいと思います。ぜひ参考にしてみてください。
Audibleのメリット
まずAudibleのメリットとして以下の6点が挙げられます。
ながら読書ができる
なんといってもAudible最大のメリットは、この「何かしながら」読書ができる点です。手も目も使う必要がないので、運動や運転、その他作業をしながら聴くことができます。時間を有効活用することができ、忙しい人でも読書がはかどります。これは紙の本にはない大きな特徴です。
どこでも聴ける
場所を選ばずにどこでも聴けるというのもAudibleのメリットです。電子書籍同様、音声コンテンツをスマホなどにダウンロードしておけば、何冊、何十冊でも持ち歩くことができます。通勤などの移動中や、旅行先で簡単に読書を楽しめるのが魅力です。
豊富なセレクション
最近ではますまずAmazonがAudibleに力を入れていて、今では40万タイトルの書籍がオーディオブックとして提供されています。ジャンルもビジネス書から小説、落語、語学など20にものぼります。
聴き取りやすい仕組み
オーディオブックに慣れていない方でも安心して楽しめるのがAudibleです。Audibleではプロの朗読家などを起用し、とても耳触りの良い声で聴くことができます。また音声スピードも倍速機能がついており、0.5倍から3.5倍まで0.1倍刻みで選ぶことができます。自分に合ったスピードで調整できるのも魅力です。
スリープ機能が安心
就寝前に読書をする習慣がある方にも安心なのが、スリープ機能です。自由に時間設定ができることに加え、章の終わりで設定できるスリープ機能がついています。電気をつけたまま寝落ちしてしまう心配がないのもAudibleのメリットですね。
無料で試せる
なんといってもAudible初心者にとってありがたいのが30日間無料お試しキャンペーンです。いろいろ調べても、結局は自分で使ってみないとわからない点も多くあるでしょう。そこで無料で試せるのは大きな魅力です。初めの一冊を無料購入できて、その無料期間中に退会することもできます。
Audibleのデメリット
以下ではAudibleのデメリットについて、正直にお話していきます。
慣れが必要
これはAudibleに限らずオーディオブック全般に言えることですが、やはり耳で聴く読書という新しい発想だけあって、初めは慣れが必要と感じる方もいるかもしれません。ぼくは普通の1倍速で聴く分には問題ありませんでしたし、慣れている人は3倍速で聴く人もいます。
もし文字を目で追わないことへの抵抗がある方も、慣れの問題だと思うのでやはり試してみないと何とも言えないと思います。
もう一点、知識がない新しい分野のオーディオブックを聴く際は、少し難易度が上がります。これは紙の書籍でも同じことですが、オーディオブックだとより顕著に感じます。
自由度が低め
Audibleのデメリットとして(これもオーディオブック自体に言えることですが)、読みたいところを瞬時に見つけられないという点が挙げられます。時間送りはできるのですが、紙の本をパラパラとめくるほどに自由度はありません。
小説など前から順に読むだけのジャンルならあまり問題ないのですが、行ったり来たりする必要のある実用書などはAudibleには向かないものもあるかもしれません。
ややコストが高い
前述の通り、Audibleではビジネス書の価格設定が3,000円のものが多いです。紙の書籍のおよそ倍です。ただし、Audible会員であれば月額1,500円で1冊購入できてしまうことを考えると、実質紙の本と変わりません。
月に1冊はコンスタントに読むという方には問題ないデメリットでしょう。個人的には時間を有効活用するための投資だと考えれば、割高には感じません。
Audibleの始め方
Audibleを試しに始めてみようという方のために、簡単なステップを紹介しておきます。
1. Amazonにログインする
Amazonページにて、アカウントをすでに持っている方はログインを、まだ持っていない方は新規作成してください。Amazonのアカウント作成は無料でできます。
2. Audibleの無料体験を開始する
AmazonのAudibleページにて、無料体験の開始ボタンから始める。
3. お気に入りの1冊を購入する
Audibleの無料体験を開始すると、1コインが進呈されるので、それを使ってお気に入りの1冊を購入してみましょう。どのような価格設定のオーディオブックでも購入できます。
4. Audibleのアプリをダウンロードする
Audibleのアプリをダウンロードし、Amazonアカウントでログインすることで連携させます。
5. Audibleアプリで再生する
あとはAudibleアプリで購入したオーディオブックを聴くだけです。会員特典である月替わりの無料の一冊や、会員限定コンテンツも聴いてみましょう。
Audibleは使うべきか?
Audibleは使うべきか?という質問に対するぼくの答えは、Yesです。正確にはひとまずYesです。やはり読書は紙の本で文字を読みたいという方も多くいるでしょう。
そういった方でも、Audibleが1冊無料で提供されている限りは試さない手はありません。そこで感じられるメリットもデメリットもあると思いますが、個人的には、やはり「ながら読書」をできるのが大きな魅力です。もちろん紙の本も読みますが、パソコンやスマホなどで目が疲れたときはAudibleに切り替えたりしています。
以上がAudibleの料金やサービス内容、メリットとデメリット、始め方、使ってみてのレビューの紹介でした。ぜひ一度お試しあれ。
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それでは楽しい読書ライフを!
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