ホリエモンの『東京改造計画』37の提言に賛否を下してみました。

『東京改造計画』堀江貴文

100年に一度と言われる厄災である、新型コロナウイルスCOVID-19。

そのコロナで世の中がどのように変わったのか。今後どのように変わるべきかをまとめた提言、それが『東京改造計画』です。

著者のホリエモンこと堀江貴文さんが炎上覚悟というこれらの37にも及ぶ提言は、たしかに賛否を起こすでしょう。

すでに都知事選の出馬などの話題を呼んでいます。

ぼくは、ホリエモンの最先端の考えを知る以上に、本書を有効活用したいと思いました。

ホリエモンの鋭く尖った提案に、賛成、反対もしくは判断保留という判断を自分の頭で考えて下すのです。

何に対して賛成、反対なのか。その判断に至ったのはなぜか。これらを考えるのと、何の考えもなしに反射的に批判をするのとでは思考力には雲泥の差が生まれるでしょう。

これは必ずしも都民でなくても、考えるに値するでしょう。東京に焦点を当てていますが、一都市にならどこでも当てはまることです。会社員として、子育てする立場としても学ぶべき点はたくさんあるはずです。

東京都への緊急提言37項

第一章 経済
1.本当の「渋滞ゼロ」
2.ETCゲートをなくす
3.パーソナル・モビリティ推進都市に
4.満員電車は高くする
5.切符も改札機もなくす
6.現金使用禁止令
7.東京メトロと都営地下鉄を合併・民営化する
8.Uber解禁
9.東京の空が空いている
10.江戸城再建
11.VRライブのインフラを整える
12.足立区は「日本のブルックリン」に生まれ変わる
13.築地・豊洲市場改革案
14.築地市場跡地のブランド化
15.東京オリンピックはリモート競技に

第二章 教育・社会保障
16.オンライン授業推進
17.紙の教科書廃止
18.学校解体で子どもを解放する
19. 「正解」を教えない教育
20.大麻解禁
21.低用量ピルで女性の働き方改革
22.健康寿命世界一をガンガン延ばせ
23. 「ジジ活」「ババ活」で出会い応援
24.東京のダイバーシティ

第三章 新型コロナウィルス対策
25.ストップ・インフォデミック
26.経済活動を再開せよ

第四章 都政
27.今こそネット選挙を導入せよ
28.QRコードで投票できる
29.記者会見なんてオンラインで開けばいい
30.都職員の9割テレワーク化
31.英語の公用語化で国際化とインバウンド推進
32.東京都のオール民営化

第五章 東京を世界一の暇つぶし都市に
33. 「妖精さん」のリストラ計画
34.遊び場を増やすそう
35.限りなく生活コストを下げる
36.人生100年時代のコミュニティ
37.都民限定の無料オンラインサロン

ちなみに現時点でのぼくの賛否の判断はこんな感じです。

『東京改造計画』37の提言に対する賛否
『東京改造計画』37の提言に対する賛否

これら37の提言について自分なりに考えて思ったことは、この提言はまさに自分のためにあるものだということです。

賛成・反対の意見の前に知識が必要である

まず賛否を下すには、厳密にはその分野について提言者つまりホリエモンと同レベルの知識が必要だということに気づかされました。

例えば、「7.東京メトロと都営地下鉄を合併・民営化する」です。

7.東京メトロと都営地下鉄を合併・民営化する『東京改造計画』
「7.東京メトロと都営地下鉄を合併・民営化する」『東京改造計画』

これについて確かに民営化したほうが競争力が強まり、ユーザーにとってより便利なサービスが期待できるだろうなと思いました。しかし、おそらくある立場からすると全く異なる反対意見があるはずです。

それを知らずして、賛成と言えるのだろうか。そんなモヤモヤが常につきまとい、世の中に対する関心や勉強が足りていないなと反省するきっかけになりました

長期的な利益を考える

物事の一面だけを見て、さらにそれを短期的な利益という観点でのみ考える人がかなり多いなと思います。

しかし、物事の判断を下すには、その問題や解決の裏側まで考えて、長期的な目で見る利益やメリットを考えることが重要です。

例えば、「2.ETCゲートをなくす」です。

2.ETCゲートをなくす『東京改造計画』
「2.ETCゲートをなくす」『東京改造計画』

高速道路の渋滞をなくすために、各車にETCなどの通信端末を搭載する必要があります。もしそれを都が主導して、ETC端末の購入の補助金提供もしくは無償提供するとします。

そうなると、普段運転をしない人などは「税金の無駄遣いだ」と反対するかもしれません。しかしそれこそが短期的な目線でしか見れていないことがわかるでしょうか。

長期的にはそのような立場の人も「タクシーに乗ったときに渋滞に遭わない」という個人的なメリットもあります。渋滞が緩和することで世の中に与える経済効果もあるでしょう。

このように「長期的にはどうなるんだろう」「この問題の裏側にはどういう意図があるんだろう」と考えることで初めて、人は物事の判断を下すことができるのではないでしょうか。

『東京改造計画』の提言に対する賛否を考えつつ、そんなことにも気づかされました。

自分の興味・関心が掘り起こされる

また、賛否の立場を明らかにすることで、自分でも気づかなかった自分なりの「こだわり」が見えてくることもありました

ホリエモンの提言は個人的には、本質的で、反対する必要のないものばかりでした。しかし中には「うーん」と賛成できないものもありました。

例えば、「17.紙の教科書廃止」についてです。

「17.紙の教科書廃止」『東京改造計画』
「17.紙の教科書廃止」『東京改造計画』

ぼくは本を読みながら直接書き込みをします。それによって得られるメリットも認識しているつもりです。パラパラとめくれることによって、「予期せぬ出会い」が生まれることもあるでしょう。

もちろんとても重い教科書の持ち運びなどの問題を考えると、たしかに一部は教科書の電子化をしてもよいかもしれません。

しかし「本は紙派」のぼくにとっては、全面的に賛成はできない提言なのかなと思いました。これは本が好きなぼくならではの立場からの反論だと思います。

なんで自分はその意見を持ったのだろう?と考えると自分のこだわりや心の奥深くにある興味や関心を掘り起こすことができるかもしれません。

『東京改造計画』を行動にうつそう

『東京改造計画』に学ぶ、明日から始めたい行動内容は、

自分の賛成・反対を明らかにしてみる

です。

「なるほど。こういう考え方もあるんだな〜」と漫然と読むだけではもったいない本だと感じました。「なんとなく賛成・反対」という程度でもいいので、自分の意見を明らかにしてみましょう。

炎上覚悟で本気で意見をぶつけてくるホリエモンの東京改造計画。自分の持ちうる考えを全力でぶつけてみるに不足はないはずです。

ぜひ世の中のため、自分のために、賛否の判断を下す思考をしてみてはいかがでしょう。

それでは楽しい読書ライフを!

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