【登場本一覧】『ねじまき鳥クロニクル』に出てくる小説や作家まとめ

ねじまき鳥クロニクル 登場本

村上春樹の第八作目の長編小説にして、最高傑作のひとつ『ねじまき鳥クロニクル』に登場する本や作家についてまとめてみました

『ねじまき鳥クロニクル』には海外文学の王道小説から神話の物語まで多くの書物や作家の名前が登場します。また村上春樹作品では珍しい巻末の参考文献も付されている点にも注目です。

『ねじまき鳥クロニクル』の物語をより深く楽しむために、登場する本やその中に登場するフレーズやモチーフについて知っておきましょう。

『ねじまき鳥クロニクル』と本の関係

『ねじまき鳥クロニクル』の中で、主人公の「僕」は図書館で本を借りたり、自宅で本を読んだりと、日常的に読書の習慣を持っていることがわかります。一方で他の多くの村上作品とは違って、「僕」をはじめとする登場人物たちが小説を読むシーンは出てきません。小説などは比喩でタイトルが使われたり会話の中で言及される程度に留まります。

会話の中で、神話や童話、古い詩などから有名な一節が引用されることも多々あります。また村上春樹作品ではあまり多くないですが、『ねじまき鳥クロニクル』では巻末に参考文献が記されています。

ではいったい『ねじまき鳥クロニクル』の中ではどのような本や作家がどのようなシーンで登場するのでしょうか。一つずつ見ていきましょう。

『ねじまき鳥クロニクル』に出てくる本【一覧】

『ねじまき鳥クロニクル』登場本一覧

1. 王様の耳はロバの耳

ミダース王(王様の耳はロバの耳)

『王様の耳はロバの耳』はギリシア神話に起源を持つ話であり、フリギア王ミダースの物語です。一般的には「王様の耳はロバの耳」というフレーズのみが一人歩きして知られているかもしれません。元々の物語から、「噂は知らず知らずに広がってしまうもの」「隠された真実がいずれ明らかになるという教訓」として使われる言葉です。劇団四季がミュージカルとして上演したことでも知られています。(上記画像は『王様の耳はロバの耳』というタイトルの本ではありませんが、それを含むミダース王についての一冊です。)

【『ねじまき鳥クロニクル』での登場】

クミコが僕に対して強いあたりをしたときに、僕はどうして誰にもあたらないのかと聞きます。そして僕の中には深い井戸のようなものがあって、そこに「王様の耳はロバの耳」って叫ぶといろんなことが解消するのではとクミコは考えます

2. カラマーゾフの兄弟

カラマーゾフの兄弟

『カラマーゾフの兄弟』は、ロシアの文豪フョードル・ドストエフスキーの言わずと知れた最後の長編小説です。『カラマーゾフの兄弟』は村上春樹がしばしば言及し、「世の中には二種類の人間がいる。『カラマーゾフの兄弟』を読破したことのある人と、読破したことのない人だ。」とまで言わしめる彼の中でも最も重要な小説のひとつです。この大作を読了した者だけが入会できる、「『カラマーゾフの兄弟』読了クラブ」なるものを村上春樹が提案して、一部のファンの間で話題となりました。主な日本語訳を古い順に並べると、岩波文庫(全4巻)が1957年、新潮文庫(全3巻)が1978年、光文社古典新訳文庫(全5巻)が2006年、となっています。

【『ねじまき鳥クロニクル』での登場】

僕は加納マルタと初めて待ち合わせするときに外見の特徴を教えます。しかしこれといって人目を引くほどの外見的特徴は思い付かず、代わりに「『カラマーゾフの兄弟』の兄弟の名前を全部覚えている」という珍しい言うなれば内面的特徴について考えます。

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3. ガリヴァー旅行記

ガリヴァー旅行記

『ガリヴァー旅行記』は18世紀を代表するアイルランドの作家ジョナサン・スウィフトによる小説です。他の村上作品では『ダンス・ダンス・ダンス』にも、「ガリバー旅行記」という表記で比喩の一部としてこの小説名が登場しましたが、本作でも似たような比喩として登場します。岩波文庫や新潮文庫の翻訳があります、村上春樹の翻訳の師匠的存在である柴田元幸さんが2022年に朝日新聞出版から新訳を出しています。

【『ねじまき鳥クロニクル』での登場】

僕が加納マルタに名前だけが書かれた不思議な名刺を受け取った際に、常に相手に電話をかけるのは彼女の方からだという説明を受けます。そのときに僕がうった相槌に関して、「『ガリヴァー旅行記』に出てくる空に浮かんだ島みたいに、テーブルの上空にしばらくのあいだ虚しく漂っていた」という比喩が使われます。『ダンス・ダンス・ダンス』では雲を「『ガリバー旅行記』に出てくる空に浮かぶ国」に喩えました。

4. 武器よさらば

武器よさらば

『武器よさらば』はアメリカ文学で最も有名な作家に一人アーネスト・ヘミングウェイの長編小説です。第一次世界大戦のイタリアが舞台となっていますが、これはヘミングウェイ自身の従軍体験がベースになっています。日本語訳では、新潮文庫、岩波文庫、光文社古典新訳文庫などで読むことができます。ヘミングウェイは村上春樹作品ではデビュー作の『風の歌を聴け』をはじめ、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』など度々登場します。

【『ねじまき鳥クロニクル』での登場】

僕は加納マルタに予言された電話を待つ間にスパゲティーを作ります。食欲がない一方で、『武器よさらば』に出てくる、妻の出産を待ちながら、次から次へと食事を続ける主人公のことを思い出します

5. オズの魔法使い

オズの魔法使い

『オズの魔法使い』は1900年にライマン・フランク・ボームによって書かれた、アメリカの児童文学で最も有名な作品の一つです。『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』など村上作品にはしばしば登場する作品です。日本語訳は複数ありますが、岩波少年文庫のものや、アメリカ文学研究および翻訳の第一人者柴田元幸さんによる訳が角川文庫からも出ています。

【『ねじまき鳥クロニクル』での登場】

真っ暗な井戸の底で長いこと集中してものを考えた疲れで、僕は頭が痛み、体じゅうが軋み、「『オズの魔法使い』に出てくる錆びついて油の切れたブリキ人形」になった気がします

6. 「戦前の日本による満州経営と、ノモンハンにおけるソ連との戦争に関する本」

タイトルこそ明記されませんが、僕が図書館から借りて読んでいる本が「戦前の日本による満州経営と、ノモンハンにおけるソ連との戦争に関する本」だと書かれています。本作の参考文献に並ぶ満州国やノモンハンに関する本のいずれかを指す可能性が高そうです。

【『ねじまき鳥クロニクル』での登場】

井戸の底にいた加納クレタが姿を消したかと思うと、真夜中に目を覚ました僕の隣で彼女が眠っていました。そしてそのまま僕は居間のソファに横になって、「戦前の日本による満州経営と、ノモンハンにおけるソ連との戦争に関する本」を読みます。これは間宮中尉の話を聞いて以来その時代の中国大陸んぼ情勢に興味を持ち、図書館で借りた数冊のひとつだといいます。本作の第一部と第三部の巻末には、多くの参考文献が記されています。後ほど紹介しますが、僕がここで読んでいる本もその中の一冊かもしれません

7. ジャックと豆の木

ジャックと豆の木

『ジャックと豆の木』は誰もが知るイギリスの童話です。古くは18世紀には存在が確認されていますが、1890年に歴史学者ジョセフ・ジェイコブスによって書き直されたバージョンが有名です。日本では絵本で読んだ方も多いのではないでしょうか。

【『ねじまき鳥クロニクル』での登場】

僕は意を決して、過去のクミコからの手紙など思い出が詰まった箱を、庭で焼き払います。そのときに立ち上った白い煙を見て、『ジャックと豆の木』に出てきる巨大な木を連想します

8. 「古いロシアの小説」

白痴

「古いロシアの小説」という言及が登場しますが、村上春樹作品のことなので、19世紀のロシアの文豪から挙げるとするとツルゲーネフ、ドストエフスキー、トルストイ、チェーホフあたりの小説を指しているのでしょうか。中でもドストエフスキーの『白痴』あたりのシーンについて述べている可能性が高そうです。

【『ねじまき鳥クロニクル』での登場】

僕が思い出の手紙などを庭でサラダオイルをかけて焼く一方で、「古いロシアの小説」では多くの場合手紙は冬の夜に暖炉で焼かれるのだといいます

9. 「ギリシャの旅行案内書」

地球の歩き方 ギリシア

「ギリシャの旅行案内書」を二冊買ったという情報だけなので、具体的にどの本かという特定は難しいかもしれません。クレタ島についての記述があり、風土や歴史などについても書かれています。少なくとも一冊は、1979年から創刊され国内では最も認知されている旅行案内書である「地球の歩き方」シリーズである可能性が高そうです。

【『ねじまき鳥クロニクル』での登場】

加納クレタは僕と二人でギリシャのクレタ島に行って新しいスタートを切らないかと誘います。僕は迷いながらもその気になって新宿の紀伊國屋書店で「ギリシャの旅行案内書」を二冊買い、レストランに入って読みます。

10. その男ゾルバ

その男ゾルバ

『その男ゾルバ』は主に20世紀前半を代表するギリシャの小説家ニコス・カザンザキスの作品です。1964年に映画化されアカデミー賞でオスカーも獲得したことでも知られています。村上作品ではデビュー作『風の歌を聴け』でもカザンザキスの『キリストは再び十字架にかけられる』が登場しました。

【『ねじまき鳥クロニクル』での登場】

僕は購入したギリシャの旅行ガイドでクレタ島について調べます。そしてカザンザキスがクレタ島を舞台にして『その男ゾルバ』を書いた、ということを知ります

11. オイディプス王

オイディプス王

『オイディプス王』はギリシア神話の一部で、古代ギリシャ三大悲劇詩人の一人であるソポクレスが書いた戯曲です。本作に登場する「スフィンクスの謎かけ」というのは、オイディプスに出題された「朝には四足、昼には二足、夕方には三足で歩くものは何か?」というものです。このように一筋ではいかない問題を常に抱えているという意味で、本作の牛河は日々の仕事を「スフィンクスの謎かけ」に喩えたと思われます。

【『ねじまき鳥クロニクル』での登場】

牛河が初めて僕のもとを訪れ、伝書鳩のような自分の仕事について愚痴をこぼします。その中で毎日が「スフィンクスの謎かけ」みたいなものだと言います。

12. Devotions upon Emergent Occasions

ジョン・ダン詩集

「人は島嶼にあらず」という言葉は、英語で “No man is an island” という有名な表現から来ています。これは、17世紀の英国の詩人ジョン・ダンによる一節で、彼の散文州『Devotions upon Emergent Occasions』の中の一部です。このフレーズは、人間は社会的な存在であり、他人とのつながり無しには生きていけないという考えを表しています。つまり、誰もが互いに依存し合っており、完全に独立して生きることはできないというメッセージが込められています。

【『ねじまき鳥クロニクル』での登場】

牛河が勝手に僕のもとに押しかけて最後に「人は島嶼にあらず」という言葉を残していきます。僕に協力してほしいがために、僕の孤独を煽っているようにも聞こえます。

13. 大学

大学

本作で登場する「小人閑居して不善をなす」という表現は、中国の古典『礼記』から来た言葉で、具体的には「大学」の章に見られます。この言葉は「小人が暇を持て余すと悪事を行う」という意味を持ち、人が何もすることがないときには悪いことに手を染めがちであるという教訓が込められています。

【『ねじまき鳥クロニクル』での登場】

前述の「人は島嶼にあらず」とともに、牛河が僕に対して別れ際に「小人閑居して不善をなす」という言葉も並べて残していきます

14. アラジンと魔法のランプ

アラジンと魔法のランプ

『アラジンと魔法のランプ』はイスラム世界の説話をまとめた『千夜一夜物語』(『アラビアンナイト』としても知られています)の中の有名な物語です。世の中的にはディズニー映画となった『アラジン』としてより広く知られています。絵本などもたくさんありますが、小説として読もうと思うと、講談社文庫の『アラジンと魔法のランプ アラビアンナイト』か岩波少年文庫の『アラビアン・ナイト』あたりが有名です。

【『ねじまき鳥クロニクル』での登場】

綿谷ノボルの伝書鳩的な役割を全うする牛河が、今の自分は子供の頃に読んで同情した『アラジンと魔法のランプ』でいいようにこき使われるランプの魔人のようになってしまっていると言います

『ねじまき鳥クロニクル』に出てくる作家【一覧】

1. アレン・ギンズバーグ

アレン・ギンズバーグはアメリカの詩人で、ウィリアム・バロウズやジャック・ケルアックと同じくビート・ジェネレーションに属する一人です。アレン・ギンズバーグは『羊をめぐる冒険』でも登場しました。

【『ねじまき鳥クロニクル』での登場】

加納マルタはマルタ島に三年いたことがあると言います。そしてその島の特定の場所には特別な水が湧き、それをアレン・ギンズバーグも飲みに来たと話します

2. カフカ

20世紀前半に著作を遺したドイツ文学の顔的存在であるフランツ・カフカですが、村上春樹作品では最も馴染みのある海外作家の一人であるといえます。本作では「カフカの小説」という言及に留まりますが、登場シーンのようにカフカの作品はどれもどこか陰鬱で理不尽に満ちています。僕は『城』『アメリカ』『変身』『審判(訴訟)』『流刑地にて』あたりの有名どころを思い浮かべていたのでしょう。

【『ねじまき鳥クロニクル』での登場】

弁護士事務所に勤めていた僕はかつて遺言状を作成するために、入院している依頼人と会うために病院に通っていました。そこでクミコとも出会ったわけですが、その病院の待合室にいた人々は陰気な顔をしていてムンクが「カフカの小説」のために挿絵を描いたらこうなるだろうという想像をしました

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『ねじまき鳥クロニクル』の参考文献

村上春樹の長編小説の巻末には、まれに参考文献が記されています。『ねじまき鳥クロニクル』の第一部と第三部には参考文献が付されており、その全てが実在の書物です(村上春樹は、この参考文献の箇所に架空の本を記載することもあります)。しかも全てがノモンハン戦(満州国、モンゴル、日本軍、ソ連を含む)に関する文献です。本作では、ノモンハンにおける戦争というのが物語上重要な役割を果たしていますが、その内容の多くがこれらの参考文献によるものと推測できます。

『ねじまき鳥クロニクル―第1部 泥棒かささぎ編―』参考文献

  • 『ノモンハン美談録』忠霊顕彰会
  • 『ノモンハン空戦記 ソ連空将の回想』ア・ベ・ボロジェイキン
  • 『ノモンハン戦 人間の記録』御田重宝
  • 『ノモンハン戦記』小沢親光
  • 『静かなノモンハン』伊藤桂一
  • 『私と満州国』武藤富男
  • 『日本軍隊用語集』寺田近雄
  • 『ノモンハン 上下 −草原の日ソ戦-1939−』アルヴィン・D. クックス
  • 『満州帝国 I・II・III』児島襄

『ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―』参考文献

  • 『満州国の首都計画 東京の現在と未来を問う』越沢明
  • 『Beria: Stalin’s First Lieutenant』Amy Knight

ちなみに村上春樹はノモンハンについて、小学校のときに強く惹かれ、その後招かれたアメリカの大学の図書館にはなぜかその類の本が充実したために再度興味を持つきっかけとなった、と語っています。

『ねじまき鳥クロニクル』登場本: まとめ

『ねじまき鳥クロニクル』ではカフカやヘミングウェイなど村上春樹作品ではお馴染みの作家や、最頻出レベルのドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』などが登場しました。

また『オイディプス王』やジョン・ダンの詩などのように、本のタイトルは明記されていませんが、示唆されている内容や台詞から書物を特定できるものもいくつかありました。

参考文献に記されているノモンハン関連の書籍も、絶版のものも多いですが実際に読むことは可能なので、興味がある方はぜひ読んでみるといいかもしれません。

【村上春樹の長編に登場する本や作家のまとめリスト一覧】

第1作『風の歌を聴け』に出てくる小説や作家まとめ

第2作『1973年のピンボール』に出てくる小説や作家まとめ

第3作『羊をめぐる冒険』に出てくる小説や作家まとめ

第4作『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』に出てくる小説や作家まとめ

第5作『ノルウェイの森』に出てくる小説や作家まとめ

第6作『ダンス・ダンス・ダンス』に出てきる小説や作家まとめ

第7作『国境の南、太陽の西』に出てくる小説や作家まとめ

第8作『ねじまき鳥クロニクル』に出てくる小説や作家まとめ

第9作『スプートニクの恋人』に出てくる小説や作家まとめ


以下、村上春樹関連の記事をまとめたので、興味がありましたら、ぜひご一読ください。

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