村上春樹全長編作品を読むおすすめの順番【刊行順との比較も】

村上春樹全長編を読むおすすめの順番

これまで長編小説を15作品と短編集を10作品発表してきた世界的な作家・村上春樹。

それだけ作品があると、どのような順番で読んだらいいのかわからない方も多いはずです。

今回は、村上春樹作品をこれから初めて読み始める方すでに1~2冊読んだことがある方向けに、長編小説全作品を出版順と読むのにおすすめな順番を比較しながら紹介していきたいと思います。

2023年4月に発売された6年ぶりの新作長編小説『街とその不確かな壁』も追加しました。
村上春樹の長編小説を並べてみました
村上春樹の長編小説を並べてみました。

刊行順に読んでいくのが王道ですが、これから読む方にとってはさらにおすすめな村上春樹作品を読む順があります。個人的にはこれまで10回以上読破し、さまざまな順番で読んできましたが、一番しっくりきた順番をお教えします。

ここで紹介する村上春樹を読む順番は、全長編作品と関連のある短編と中編を組み込んだオリジナルオーダーで、14長編+1中編+3短編集で構成されています。各村上作品の特徴と、なぜおすすめする順番に読むべきかを解説していきます。

ノーベル文学賞最有力候補・村上春樹とは?

エッセイ『職業としての小説家』
エッセイ『職業としての小説家』

村上春樹の簡単な来歴

-1949年1月12日 京都の伏見で生まれる
-1955年 西宮の小学校入学
-1964年 芦屋の中学校卒業
-1967年 神戸の高校卒業
-1968年 早稲田大学第一文学部映画演劇科へ進学
-1971年 高橋陽子と学生結婚
-1974年 国分寺にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を開店
-1975年 早稲田大学卒業
-1979年 『風の歌を聴け』でデビュー

村上春樹は1979年4月に『群像』に応募した『風の歌を聴け』がデビュー作となり、第22回群像新人文学賞を受賞しました。『風の歌を聴け』、『1973年のピンボール』で芥川賞の候補になるも、受賞しなかったことは有名です。

最も知られる村上作品は『ノルウェイの森』で、単行本・文庫本を含めると国内累計発行部数は1000万部を超えます。世界的にも有名な作品で、30を超える言語で翻訳されています。その世界的な評価は止まることなく、2006年フランツ・カフカ賞、2009年エルサレム賞受賞、2011年カタルーニャ国際賞、2016年ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞など数多くの権威ある賞を受賞しています。エルサレム賞授賞式で披露したスピーチ「壁と卵」は、さらに多くの人々に村上春樹という名を知らしめました。

現時点で長編小説14作品、短編小説約100作品を世に送り出すほか、エッセイや紀行文などの作品も豊富です。翻訳家としても多作で、1981年にスコット・フィッツジェラルドの『マイ・ロスト・シティー』を翻訳して以来、訳書の総数は70を超えます

全長編小説の出版順とおすすめな順番一覧

村上春樹の長編 おすすめの読む順番
【村上春樹の長編】おすすめの読む順番リスト

それでは村上春樹全作品を読むためのおすすめ順について詳しくお話ししていきたいと思います。

村上春樹の全長編作品はこの順番で読むのがおすすめ

読む順番① 風の歌を聴け

【マメ知識】

・デビュー作の『風の歌を聴け』は初期作品3つから成る「鼠三部作」の序章としても知られています。
・群像新人文学賞に応募した際は原稿のコピーを取っていなかったので「もし最終選考に残っていなかったら、その作品はどこかに永遠に消えてなくなってしまっていたはず」と村上は語っている(『職業としての小説家』より)。

・長編出版順:①/15
・出版年:1979年
・出版社:講談社
・ページ数(文庫):168ページ
・初出:『群像』1979年6月号
・受賞:第22回群像新人文学賞/第81回芥川賞候補/第1回野間文芸新人賞候補

読む順番② 1973年のピンボール

【マメ知識】

・初期三部作の2作目。
・前作『風の歌を聴け』と『1973年のピンボール』は、当時経営していたジャズ喫茶を真夜中に閉めた後、眠くなるまで台所のテーブルで原稿を書いた。

・長編出版順:②/15
・出版年:1980年
・出版社: 講談社
・ページ数(文庫):149ページ
・初出:『群像』1980年3月号
・受賞:第83回芥川賞候補

読む順番③ 羊をめぐる冒険

【マメ知識】

・初期三部作の3作目(完結ではなく、物語は『ダンス・ダンス・ダンス』へと続く)。
・アルフレッド・バーンバウム訳により、初めて海外で英語訳が発売された(過去2作は村上の意向によりしばらく海外での発売は見送られた)。

・長編出版順:③/15
・出版年: 1982年
・出版社:講談社
・ページ数(文庫):268ページ(上巻)/264ページ(下巻)
・初出:『群像』1982年8月号
・受賞:第4回野間文芸新人賞

読む順番④ ダンス・ダンス・ダンス

『ダンス・ダンス・ダンス』は長編作品としては6作目ですが、3作目『羊をめぐる冒険』との物語のつながりから、読む順番を4番目に持ってきました

【マメ知識】

・初期三部作に続く完結編。
・ローマのアパートメントで執筆する。

・長編出版順:⑥/15
・出版年: 1988年
・出版社:講談社
・ページ数(文庫):424ページ(上巻)/416ページ(下巻)
・初出:書き下ろし(単行本上下巻)
・受賞:-

読む順番⑤ ノルウェイの森

1987年に出版された『ノルウェイの森』は長編作品としては4番目ですが、物語のつながりから、読む順番的に『ダンス・ダンス・ダンス』を先行させました。また、やや複雑な構造を持つ『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』よりも先に読む理由としては、『ノルウェイの森』のほうが読みやすいからです。最も読まれている村上作品だけあります。過去作との直接的な物語のつながりはありませんが、登場人物をよく吟味すると、どこか初期三部作を連想させます。

【マメ知識】

・単行本・文庫本を含めると国内累計発行部数は1000万部を超える人気作。
・部分的に短編小説「螢」を元に書かれる。
・帯にある「100パーセントの恋愛小説」という言葉は村上自身によって書かれた。
・村上春樹作品には珍しい作者によるあとがきが単行本の下巻に収録されている。
・主人公の背景が著者のそれと合致している部分が多い。
・「死は生の対極としてではなく、その一部として存在している」という有名な言葉が生まれた作品。

・長編出版順:⑤/15
・出版年: 1987年
・出版社:講談社
・ページ数(文庫):304ページ(上巻)/296ページ(下巻)
・初出:書き下ろし(単行本上下巻)
・受賞:-

▽あとがきが収録された単行本下巻はこちら▽

読む順番⑤.5 螢・納屋を焼く・その他の短編

1983-1984年刊行の雑誌に掲載された5作品を含む短編集で、新潮社により1984年に出版されました。表題作品「螢」は『ノルウェイの森』の前身となった短編作品で、同時期に発表されたこれらの短編作品は、『ノルウェイの森』の前後に読むのが好ましいと判断しました。ぜひ村上春樹の短編も合間に味わってみてください。

読む順番⑥ 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』は刊行順では4番目の長編作品にあたりますが、前述した通り、物語のつながりから2つ分後ろにずらして読むのがおすすめです。また物語が「世界の終り」編と「ハードボイルド・ワンダーランド」編に分かれており、分量もそれなりにあるので、村上作品に馴染んでくるこの順番に持ってきました。

【マメ知識】

・初めての書き下ろし長編小説。
・中編小説『街と、その不確かな壁』を習作とした完成形。
・初期作を英訳してきたアルフレッド・バーンバウムが村上春樹作品の中で最も好きだと公言した作品。

・長編出版順:④/15
・出版年: 1985年
・出版社:新潮社
・ページ数(文庫):480ページ(上巻)/416ページ(下巻)
・初出:書き下ろし(単行本としては一巻で構成)
・受賞:第21回谷崎潤一郎賞

読む順番⑥.5 街と、その不確かな壁

『文學界』1980年9月号に掲載された中編小説。『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』中の「世界の終り」パートの元となった作品。作品間の相違点を読み比べるのが面白いです。「あれはうまくいかなかった作品だけれど、あの中には何かがあると思った(出典:村上春樹「この十年」『村上春樹ブック』、1991年、46ページ)」と語る著者の意向により、単行本化、文庫化はされていません

ですがこの中編作品を入手して読む方法があります。詳しくは以下の記事を参考にしてください。

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街と、その不確かな壁『文學界』1980年9月号

読む順番⑦ 国境の南、太陽の西

【マメ知識】

・次作『ねじまき鳥クロニクル』から除かれた複数の章が元になった作品。

・長編出版順:⑦/15
・出版年:1992年
・出版社:講談社
・ページ数(文庫):264ページ
・初出:書き下ろし(単行本)
・受賞:-

読む順番⑧ ねじまき鳥クロニクル

【マメ知識】

・第1部と第2部で完結と思われたが、第3部が後から発表される。
・「第1部 泥棒かささぎ編」「第2部 予言する鳥編」「第3部 鳥刺し男編」という副題は、それぞれロッシーニ、シューマン、モーツァルトの楽曲に由来している。
・1986年出版の短編集『パン屋再襲撃』に収録される「ねじまき鳥と火曜日の女たち」は、冒頭章「1 火曜日のねじまき鳥、六本の指と四つの乳房について」の元となった短編作品。

・長編出版順:⑧/15
・出版年:1994年(第1・2部)/1995年(第3部)
・出版社:新潮社
・ページ数(文庫):312ページ(第1部)/432ページ(第2部)/600ページ(第3部)
・初出:『新潮』1992年10月号-1993年8月号(第1部)/書き下ろし(第2・3部)
・受賞:第47回読売文学賞小説賞

読む順番⑧.5 パン屋再襲撃

『パン屋再襲撃』は5つ目の短編集として、1986年に文藝春秋より出版されました。収録された6つの各短編は1985-1986年に刊行された雑誌に掲載されました。1994-1995年に出版された『ねじまき鳥クロニクル』との時期の乖離はありますが、本短編集最後に収録されている「ねじまき鳥と火曜日の女たち」は『ねじまき鳥クロニクル』第1章の元となった作品です。ぜひ『ねじまき鳥クロニクル』を読んだ後に、相違点なども含め読んでおきたい短編です。

読む順番⑨ スプートニクの恋人

【マメ知識】

・「これまで僕が使ってきた文体の総ざらえみたいなことを、ここでとことんやっちまおうと」試みた「中編小説」的な作品。

・長編出版順:⑨/15
・出版年: 1999年
・出版社:講談社
・ページ数(文庫):328ページ
・初出:書き下ろし(単行本)
・受賞:-

読む順番⑩ 海辺のカフカ

【マメ知識】

・長編として初めて一人称と三人称が併用された。
・『海辺のカフカ』のホームページに寄せられた感想や質問などをまとめた『少年カフカ』が2003年に出版された。
・蜷川幸雄の演出によって舞台化された。

・長編出版順:⑩/15
・出版年: 2002年
・出版社: 新潮社
・ページ数(文庫):496ページ(上巻)/544ページ(下巻)
・初出:書き下ろし(単行本上下巻)
・受賞:-

読む順番⑩.5 神の子どもたちはみな踊る

2000年に出版された村上春樹の代表的短編集。1999年に『新潮』に「地震のあとで」という副題付きで連載された5編と書き下ろし短編1作品が収録。1995年1月に発生した阪神・淡路大震災や同年3月に起きた地下鉄サリン事件に関連した物語。本短編集以後に書かれた『海辺のカフカ』などの暴力性の起源を辿ることのできる作品群。ぜひ『海辺のカフカ』の前後に読んでおきたい短編集です。

読む順番⑪ アフターダーク

【マメ知識】

・俯瞰した三人称と「私たち」という一人称複数の視点から語られる特徴的な作品。

・長編出版順:⑪/15
・出版年: 2004年
・出版社:講談社
・ページ数(文庫):304ページ
・初出:書き下ろし(単行本)
・受賞:-

読む順番⑫ 1Q84

▽6冊全巻セットはこちら▽

【マメ知識】

・BOOK 1・2が出版されたおよそ1年後、当初の予告なく、BOOK 3が刊行された。
・長編として初めて物語全体が三人称として語られる
・タイトルは、ジョージ・オーウェルのディストピア小説『1984年』に由来。

・長編出版順:⑫/15
・出版年:2009年(BOOK 1・2)/2010年(BOOK 3)
・出版社:新潮社
・ページ数(文庫):289ページ(Book1前編)/362ページ(Book1後編)/345ページ(Book2前編)/308ページ(Book2後編)/400ページ(Book3前編)/400ページ(Book3後編)
・初出:書き下ろし(単行本三分冊)
・受賞:第63回毎日出版文化賞 文学・芸術部門(BOOK 1・2)

読む順番⑬ 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

【マメ知識】

・文藝春秋から出版された初の村上春樹長編小説。
・単行本発売時点で4刷50万部に到達。

・長編出版順:⑬/15
・出版年:2013年
・出版社:文藝春秋
・ページ数(文庫):421ページ
・初出:書き下ろし(単行本)
・受賞:-

読む順番⑭ 騎士団長殺し

▽4冊全巻セットはこちら▽

【マメ知識】

・一人称に回帰した作品。
・2011年に起きた東日本大震災より数年前が舞台。

・長編出版順:⑭/15
・出版年:2017年
・出版社:新潮社
・ページ数(文庫):333ページ(第1部上)/331ページ(第1部下)/334ページ(第2部上)/373ページ(第2部下)
・初出:書き下ろし(単行本上下巻)
・受賞:-

読む順番⑮ 街とその不確かな壁

2023年4月13年に6年ぶりとなる村上春樹新作長編小説が『街とその不確かな壁』が出版されました。土台となった中編小説「街と、その不確かな壁」については、同作品をベースとした『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』の後に読むのがおすすめとして紹介しましたが、今作『街とその不確かな壁』の前後にも中編「街と、その不確かな壁」および『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を読むことをおすすめします。そして本書が刊行されるにあたり、著者によりコメントが公開されました。
コロナ・ウィルスが日本で猛威を振るい始めた二〇二〇年の三月初めに、この作品を書き始め、三年近くかけて完成させた。その間ほとんど外出することもなく、長期旅行をすることもなく、そのかなり異様な、緊張を強いられる環境下で、日々この小説をこつこつと書き続けていた。まるで〈夢読み〉が図書館で〈古い夢〉を読むみたいに。そのような状況は何かを意味するかもしれないし、何も意味しないかもしれない。しかしたぶん何かは意味しているはずだ。そのことを肌身で実感している。 村上春樹

【マメ知識】

・『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』と同様、1980年に発表した中編小説「街と、その不確かな壁」をベースにしたリメイク的な長編。
・大幅に加筆されて600ページを超える長編ストーリーへ。
・コロナ禍において3年間かけて執筆された。
・長編作品には珍しく、『ノルウェイの森』単行本以来の著者によるあとがきが付されている。
・こちらも珍しく、巻末には参考文献として、ガブリエル・ガルシア=マルケス著 木村榮一訳 『コレラの時代の愛』新潮社が記載されている。

・長編出版順:⑮/15
・出版年: 2023年
・出版社:新潮社
・ページ数(単行本):661ページ
・初出:書き下ろし(単行本)
・受賞:-

「村上春樹の全長編作品を読む順番」まとめ

いかがでしたでしょうか。以上が村上春樹作品の全貌と、長編を読むための順番でした。

今回紹介した村上春樹を読む順番はおおまかには刊行順に沿っていますが初期三部作(「羊三部作」「鼠三部作」とも呼ばれています)とその続編の『ダンス・ダンス・ダンス』を続けて読むところ次に『ノルウェイの森』を読むところなどがオリジナルなポイントでしょう。また間に3つの短編集と1つの中編小説を組み込んでいるのも特徴です。

リアルタイムで村上作品を読んできたハルキストたち同様、小説の刊行順に読むのももちろん一つの手でしょう。それに加えて今回紹介したおすすめな順番は、前後の長編および短編と関連させながら、より物語についての理解を深めることができます。とくに最新作『街とその不確かな壁』を読むにあたっては、ほぼ同名の中編「街と、その不確かな壁」を合わせて読むことでより深く楽しめるのではないかと思います。

僕は読み始めた当初、順番なんて考えずになんとなく『羊をめぐる冒険』からスタートしました。それで現在村上春樹に魅了されているので、正直自分が読みたい作品から読んでもいいと思っています。

ブックガイド的な順番を参考にしたい方は、ぜひ今回紹介した順番で読み進めてみてください!

それでは楽しい読書ライフを!

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