【瀧本哲史 おすすめの本 ベスト5】瀧本哲史さんの本をまず何から読むべきか?

瀧本哲史 おすすめの本

ビジネスの世界では瀧本哲史さんの名前を知らない人の方が珍しいかもしれませんが、そんな瀧本さんの本質的で超実用的な知識が詰まった本を5冊に厳選して紹介していきたいと思います。

瀧本さんに関しては以下で少し詳しく述べますが、主に日本の未来を創造していく若者たちへの教育に熱心な方で、自らが学問の世界・ビジネスの世界で培った経験やノウハウを書籍や講演などを通じて伝授されてきました。

これからの未来を担う若者やビジネスの世界で活躍したい人には必読とも言える本ばかりです。瀧本さんが残したものを、できる限り多く吸収し、今後の世界を生き抜く術を身につけましょう!

瀧本哲史さんってどんな人?

『2020年6月30日にまたここで会おう』瀧本哲史

大学の法学部で3年間助手として「契約法」を研究したのち、戦略コンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニーに就職。コンサルタントとして活躍したのち独立。さらにタクシー会社の日本交通グループの企業再建に経営メンバーとして取り組む。そしてベンチャー企業などを支援するエンジェル投資家として活躍する一方で、京都大学客員准教授として教鞭を執ります。2019年8月、惜しくも47歳という若さで他界しましたが、書籍や講演などで若者に与えた影響の大きさは甚大です。そんな瀧本さんの叡智が集結した書籍を5冊紹介していきます。

1. 僕は君たちに武器を配りたい

僕は君たちに武器を配りたい

瀧本哲史さんの本でまず最初に読むべきが、この『僕は君たちに武器を配りたい』だと思っています。なぜなら瀧本さんが生涯一貫して主張してきた「現代を生き抜く術」や「自分の頭で考える重要性」というテーマを、ど真ん中で扱っている書籍だからです。具体的に今後はどのような人材が求められるのか。これから幸せに生きていくためには、どのような術を身につけて生きていけばよいかというヒントが散りばめられています。

特に、4タイプの生き残れる人と2タイプの生き残れない人の記述は目を引くものがありました。この激動の時代においてはそのような時代を読む力は欠かせません。一方でどの時代も変わらず普遍的に重要なものもあります。そのどちらもが学べるのが本書です。

「なにか武器を身につけたい」そう思ったなら迷わず読むべきです。文庫版(エッセンシャル版)はとてもその内容に釣り合わないくらいの値段で手に入れることができます。興味がある方はぜひ!

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今回は、瀧本哲史さん著『僕は君たちに武器を配りたい』の書評と要約をしていきたいと思います。 瀧本さんといえば『武器としての決断思考』や『読書は格闘技』『ミライの授業』など数多くの本を執筆されていて、どれもぼくの好きな本ばかりです! […]

『僕は君たちに武器を配りたい』瀧本哲史

2. 武器としての決断思考

武器としての決断思考

『武器としての決断思考』は主に瀧本哲史さんの思考に焦点を当てた内容となっています。瀧本さんの強く、深い思考は、ディベートで培われたものだと言います。ある主張とその反対の主張を戦わせるディベートでは論理的な思考が欠かせません。このような思考は人生のあらゆる場面での意思決定に役に立ちます。

進路はどうするか、どんな会社に就職すべきか、または起業するべきか、この相手と結婚するべきか、家は買うべきかなど、重要なシーンでこそ客観的に考え、自分や周りを納得させるだけの結論を下さなければいけません。タイトルにもある「決断思考」と聞くと、少し難しいと感じるかもしれません。

しかし、考え方やプロセスを知ることで誰にでも瀧本さんの思考が真似できるようにわかりやすく書かれています。本書でも特にわかりやすく、私生活においてもすぐに実践できると思ったのが、ある物事のメリットとデメリットを正しく比較する方法です。これを簡単にまとめてみたので、もしよろしければ以下を参考にしてみてください!

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人生に悩みはつきものですが、重要なのは「後悔しないために、どのように意思決定をするか」という点ではないでしょうか。 進学か就職か、企業か起業かフリーランスか、家は買うべきか賃りるべきか... などなどあらゆる場面で重要なものから[…]

武器としての決断思考

3. 武器としての交渉思考

武器としての交渉思考

「交渉」と聞くと、何やら堅苦しくて、頭が良い人たちが行うビジネスの商談などを思い浮かべませんか?しかし、交渉とはそれだけではありません。よくよく考えてみると、子どものお小遣いアップのお願い、同僚への仕事のお願い、会社との給与交渉、就職希望先との面接など、意外と身近にたくさんの交渉ごとがあることに気づきます

そんな交渉も、「自分はこうしてほしい」という主張を通してばかりでは効果的とは言えません。むしろ相手が納得する確率は低いでしょう。では相手にお願い事をするとき、頼み事をするときに大事なこととはなんでしょうか。『武器としての交渉思考』ではいくつもの交渉テクニックが紹介されています。そもそものコミュニケーションとしての本質から、知らなければ損をするコツまで終始目から鱗の内容でした

以下に重要な交渉ポイントを9つに絞って紹介しましたが、交渉の価値がどんどん高くなる今後の世の中では(なぜ価値が高まるかはぜひ本書をお読みください)、必読の一冊と言えます。ぜひお手にとって読んでみてください。

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「交渉」と聞くと、みなさん何を思い浮かべますか? 堅苦しい雰囲気の中二人の人間が対峙し、あの手この手を使って自分が優位に立つ みたいなイメージがありませんか? 交渉とは「立場が異なり自由に意思決定できる二者が合意を目指してやり[…]

『武器としての交渉思考』瀧本哲史

4. 読書は格闘技

読書は格闘技

『読書は格闘技』そんなタイトルに惹かれて読んだのが、この瀧本哲史さんの読書に関する書籍です。この「格闘技」には二つの意味が含まれています。一つは「自分(読者) 対 本(著者)」であり、著者の主張を鵜呑みにするのではなく、自分の頭でしっかり考えた上で納得するというものです。そしてもう一つが「本(著者) 対 本(著者)」であり、同一のテーマの本を複数読み較べるというものです。あるテーマについて学ぶ場合、一冊の本を読んだだけでは、内容に偏りが生じてしまいます。

例えば「読書」というテーマ一つとっても、ショウペンハウエルの『読書について』では読書を否定的にみなしている一方で、瀧本さんは『武器としての決断思考』などの中で読書の重要性を強調します。このようにいかに複数の本を比較することが重要かということと、具体的にどのように読み較べるのかが解説されています。

実際に本書では、13ものテーマで名著の数々が読み比べの対象となっています。本当に役立つ読書術と、おすすめの書籍を知りたい方にはおすすめです。読書は自己流でやっているという方も、一度この読書法に触れてみると面白いだろうなあと思います!

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「読書は格闘技」 そう言ったのは、経営コンサルタントや京都大学客員准教授などを務めた瀧本哲史さんです。『武器としての決断思考』『僕は君たちに武器を配りたい』『ミライの授業』など、生きるための考える力は重要だということを教えてくれた著者[…]

『読書は格闘技』瀧本哲史

5. 2020年6月30日にまたここで会おう

2020年6月30日にまたここで会おう

『2020年6月30日にまたここで会おう』は瀧本哲史さんが他界した後に、ある講義の内容が書籍化されたものです。その講義とは、2012年6月30日に東京大学で行われた伝説とも語られる「東大講義」を指します。そしてその8年後にまた会おうと瀧本さんが言い残したことで本書についたタイトルなのです。

惜しくも2020年に瀧本さんが再び講義をする機会は訪れませんでしたが、本書では瀧本さんの「若者にこそチャンスがある」「自分の頭で考えて生きていけ」というような力強いメッセージが残されています。瀧本さんの人生論、思考術から交渉術まであらゆるエッセンスが詰まった一冊だとも言えます。

今後重要となる「教養」や「言葉の力」、「行動力」などといったテーマでのお話は大変貴重なもので、本書の内容を少しでも行動に移せれば、5年後、10年後の自分の未来には期待が持てるでしょう。とにかく瀧本さんが伝えたかったことは何なのか。それを知るための一冊でもあります!

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ぼくは実際には瀧本哲史さんにお会いしたことはありませんが、ぼくの読書人生に大きな影響を与えた方の一人であることは間違いありません。 「若者にこそチャンスがある」「自分の頭で考えて生きていけ」というような力強く、そして一貫した言葉の数々[…]

『2020年6月30日にまたここで会おう』瀧本哲史

瀧本哲史さんは、現代の若者をはじめ、30~40代の方々にとっても得るものが大きい書籍ばかりを残してくれました。ぜひ今の自分に必要だなと感じるものがあれば、読んでみてもらえれば必ず「読んでよかった」とおもってもらえるはずです!

それでは楽しい読書ライフを!

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