【一生モノの勉強法】を身につける5つのコツ

一生モノの勉強法
【この記事はこんな方におすすめ】
・勉強が嫌いな人
・勉強を楽に続けたい人
・社会人になってから勉強の仕方がわからない人
ここでは、火山学や地球科学を専門とする京都大学教授の鎌田浩毅さん著『一生モノの勉強法』を参考に、ずっと使える勉強術を紹介していきたいと思います。
テレビ番組でも見かけたり、毎年数百人の生徒を集める人気講義をしていたりと名実ともに京大No.1教授とも呼べる鎌田浩毅さん。そんな著者の50年にも及ぶ勉強経験の全てを1冊に凝縮した本が『一生モノの勉強法』です。
その中から一人で学ぶ独学のための勉強法を厳選して5つ紹介していきます。勉強は学生時代よりもむしろ社会人になってからの方が必要性が高いにもかかわらず、特に意識していない人もいるでしょう。
でもまだ間に合います。
勉強はいつから始めても決して遅いということがありません。
鎌田教授はそう勇気づけてくれます。それでは今後ずっと使える一生モノの勉強法を身につけるためのコツを解説していきましょう!

1. 努力が継続できるシステムを構築する

「独学は難しそう」「自分にスキルや能力を向上させる才能なんてない」そう思っている方にこそ知ってほしいことがあります。

実は「努力すること」がきちんとできるようになれば、たいていのことは成就するのです。

そうなんです。勉強をし、能力を得るために最も重要なポイントは「努力ができるかどうか」です。この努力が難しいのです。

やるべきことを淡々と機械のように続けるような努力ができる人は一部の人に限られるでしょう。多くの人は、その日の気分や感情が努力できるかに大きな影響を与えるでしょう。

そんな気分や感情と戦うことでエネルギーを消耗してしまうくらいなら、「やるかやらないか」を考える前に自動的にやるというシステムのような環境を自分で築いてしまえばいいのです。

集中できる場所と時間を決めて、「朝7時には机に座って本を開く」ということを何も考えずに実行するのです。この集中できる場所と時間というのは早起きをするなり、家族に「集中したいからちょっと話かけないでほしい」とお願いするなり意識的に生み出す必要があります。

まずは努力の習慣化のために、このような勉強のシステムを作ることが楽に独学を続けるためのコツです。

2. 試験を活用する

「1. 努力が継続できるシステムを構築する」の項目で紹介した勉強のシステム作りや、勉強の計画を立てる上でも役立つのが「試験を活用する」方法です。

社会人になってかたの試験とは英検やTOEICなどの資格試験などを指します。

「資格なんてもはや意味ない」

「資格なんかよりも本当の実力をつけたい」

という主張もわからないでもありません。しかし独学に試験勉強というのはとても役立つ上に、自分の人生の方向性に合致している分野であればその資格も役に立つはずです。

自分の得意分野、すなわち武器を身につけることが第一の人生戦略であり、受けようとしている試験がその戦略に合致しているかをはっきりさせる。

これができていれば問題ありません。問題なのは、「なんとなく取っておいた方が良さそうな資格だから取る」という姿勢です。

では具体的に試験をどのように独学に活用すべきかというと、逆算して計画を立てるということです。

試験が決まれば、試験日程や勉強すべき内容は決まります。その日程から逆算して考え、残された時間とそれまでにやるべきことが明確になるのです。

独学において最も難しいのがこの勉強計画の部分なのです。

またこの計画を立てる際のポイントが2つあります。

①勉強スケジュールに2割くらいの余裕を持つ
②1時間が集中の限界と知る
計画を立てるとなると、ついつい意気込みすぎた計画を作ってしまいがちです。ですが実際にその目標を100%達成することは難しいというのは誰しも経験的に知っているのではないでしょうか。少しでも計画に遅れを取ると、やる気やモチベーションもしぼんできてしまいます。
まずは2割くらいは余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。
そして人間の集中力はもって1時間程度という前提で計画を立てる必要があります。「休みの日は10時間勉強してやろう」という意気込みはわかりますが、一度に集中できる時間は人にもよりますがせいぜい1~1.5時間ほどでしょう。
長く続かせるためにも余裕を持った勉強計画を立てましょう

3. 読書でインプットの質を高める

アウトプットの質は、インプットの質によって決定づけられます。このインプットの基本は、第一に「文章を読む力」です。

つまり、勉強するときに最も根幹にあるものが読書です。

鎌田教授の読書術の中で、独学にとても役立つポイントは2つ紹介します。

一つが読書の始め方に関するものです。まずどんな本から読めばいいかというと、自分が勉強したい分野の入門書を最低3冊に目を通すということです。これは内容に偏りをなくすためです。

そして新書を1冊は混ぜるというのも選書のポイントです。新書というのは少し縦長で比較的薄めの本です。

鎌田教授曰く「新書には、第一級の専門家によるすぐれた入門書が目白押し」というのです。たしかに新書はとても読みやすい印象があります。

そしてもう一つの読書のポイントは、理解できない箇所に出会っても飛ばし読みしてしまうということです。これを鎌田教授は「棚上げ法」と読んでいますが、理解できない箇所に時間をとられていると本の全体に目が行き届かなくなってしまいます。

一度そこは飛ばして、全体を読み通すと、わからなかったところも自然と理解できるということが多々あります。

この選書のポイントと「棚上げ法」が鎌田流読書術です。

4. 復習を欠かさない

基本的には、新しい学習と過去の復習の比率は4対1くらいが適当です。

学習をする上で、最も重要な要素の一つが復習です。

例えば、週に5時間勉強しようと思ったら、そのうち1時間は復習に充てます。

ついつい先へ先へと新しい箇所に進みたくなりますが、せっかく時間をかけて勉強した内容を頭に定着させないのは、とてももったいないことです。この「4対1の黄金比率」を守って、新しい知識を確実に自分のものにしましょう。

5. 効果的な記憶術を身につける

勉強する際にはどうしても一定の暗記が必要になってきます。ではどのように効率的に記憶すればよいのでしょう。

鎌田教授による3ステップの記憶術を紹介します。

①テキストを通読する
②テキストを音読する
③手書きする
大まかにこのような3つの流れになります。
まずは自分が覚えるべき箇所はどこかを把握するためにテキスト全体を読み通すことから始めます。
そして記憶すべき箇所に目星がついたら、そのテキストを声に出して読みます。「自分が出した声を聴きながら耳で覚えるのが、生理学的にも最も効果的な記憶法」なのだといいます。
さらに、それでも覚えられない箇所、または記憶をより強固にするためにペンを持って手書きします。何度でも手書きを繰り返すのです。
自分の脳の記憶のキャパシティを広げるために、本書では佐藤優さんの記憶術について一部言及されています。それは250ページほどの文庫本の内容を丸暗記するというものです。
あすどくくん
「えっ、そんなことできるの?」と耳を疑いたくなる記憶術ですが、ぼくは個人的にとても興味を持った暗記法です。一度好きな本で試してみたいと思っています!

一生モノの勉強法を行動に移す

『一生モノの勉強法』から学ぶべき、明日から始めたい行動内容は

試験を設定してみる

です。

簡単な勉強のゴールや目標を設定するために、まずは何か資格試験などの予定を入れてしまいましょう。期日と学ぶべき内容が明確になるのでモチベーションが維持しやすくもなります。

今回紹介した独学のための勉強法は、鎌田教授の50年の叡智の一部でしかありません。今後人生を通して勉強を続けて行きたい方は、『一生モノの勉強法』という文庫本1冊分ほどの投資をしてみる価値はあるのではないでしょうか?

また、こちらも独学についてもっと知りたい方にはおすすめです!
https://bobisummer.com/self-study-method-by-tokyo-university-professor/

インプットの効率を高める『独学の技法』

それでは楽しい読書ライフを!

▽他にもオススメしたい本がたくさんあります!▽

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