友達や恋人にプレゼントしたい10冊の小説

プレゼントしたい小説

友人や家族、恋人などのちょっとしたプレゼントに、お気に入りの本をあげるということを考えたことはあるでしょうか。

あまり本格的なものではなく相手にも負担にならない程度のプレゼントを選びたい

日常のちょっとした贈り物をしたい

そんなシーンって結構ありますよね。

その場合、数百円から1~2千円で買える本というのは最適な選択肢です。本好きな人からもらうと「あの人らしいプレゼントだな」と喜ばれますし、本をあまり自分で買わない人がもらうと、想像以上に嬉しいプレゼントのはずです。

今回は、本をあまり読まない方向けの王道小説から、本好きならではの名作まで、友人や恋人にプレゼントしたい小説を10作品紹介します。どれもお手軽に手に入る文庫本を選びました。

読んでいて心地よい文体、心温まるストーリーは、あなたの好意とともにとても喜ばれるはずです。

ぜひプレゼント選びの参考にしてみてください。

プレゼントしたい小説① ノルウェイの森

世界的作家として知られる村上春樹の代表作『ノルウェイの森』は、内容も見た目もプレゼントには最適です。上下巻構成のカバーデザインは、著者自らが装幀を手がけた赤と緑のクリスマスカラーで見栄えもばっちりです。もちろん内容も国内外で高い評価を受けている作品ですが、文体はとても読みやすく、今でもベストセラーとして売れ続けています。著者は『ノルウェイの森』に「100パーセントの恋愛小説」というキャッチコピーをつけましたが、ただの甘い恋愛ものではなく、その描写や物語には奥深さがあります。誰にプレゼントしても恥ずかしくない本格長編小説です。

・しっかりした小説を読みたいけど何を読めばよいかわからない人
・冬の時期にプレゼントしたい人
・村上春樹読まず嫌い(あえて)

プレゼントしたい小説② 小説の惑星

見た目もコンセプトもかわいい、でも中身は本物の小説」、そんな素敵な短編集が2021年12月に出版されました。『重力ピエロ』『ゴールデンスランバー』などで有名な現代の日本を代表する作家・伊坂幸太郎が選んで作った短編集『小説の惑星』です。『ノーザンブルーベリー篇/オーシャンラズベリー篇』の二冊セットであげれば、よりいっそうプレゼント感が高まります。一流の作家が「とびきり良い! 」「とてつもなく好き」と感じたものばかりを選んだ作品も魅力ですが、伊坂幸太郎による各作品へのあとがきは贅沢なブックガイドとなっています。

もちろん伊坂幸太郎自身の小説も読みやすく、常に次が気になるストーリー展開でプレゼントとしてもとてもおすすめです。

・小説読まない人も好きな人も幅広い相手にプレゼントしたい

プレゼントしたい小説③ 文鳥文庫

文鳥文庫「果実」

文鳥文庫

文鳥文庫って知っていますか?1作品最大16ページという手軽さが魅力の新しい文庫シリーズが「文鳥文庫」です。短めの作品を、折りたたんだ手紙のような形に作り直し、読書に馴染みがない人でも小説に触れやすいのです。日本近代文学から恋愛系、ミステリー、海外作品などラインナップは増えてきています。5~8作品がセットになったものが基本ですが、ばら売りでも買うことができます。せっかくプレゼントするならかわいいイラストが描かれた表紙に包まれるセットがおすすめです。各セット、「日本文学8名作」「ふたり」「謎」「果実」のようなテーマをもとに、作品が集められています。

Amazonなどで販売はされてませんが、代官山蔦屋書店をはじめ、徐々に取り扱う書店も増えているそうです。見かけたら逃さず入手しましょう。

文鳥文庫のホームページからでも在庫があるものは買えます→http://bunchobunko.shop-pro.jp/

・普段小説を読まない人(本好きでも絶対嬉しいはずです)
・手紙感覚でプレゼントしたい人(便箋に入るサイズなので手紙も合わせて贈ると素敵ですね)

プレゼントしたい小説④ モモ

聞いたことがあるという人が多いかもしれませんが、ドイツの児童文学作品『モモ』も大切な人にプレゼントするにはうってつけな小説です。児童文学とは言っても、大人でもじゅうぶんに楽しめること、学べることができる作品です。イタリアのローマのような設定で展開し、モモという少女と「時間どろぼう」をめぐるお話です。この時間の大切さをテーマにしたファンタジー作品は、現代を忙しく生きるわたしたちに気づきを与えてくれます。もちろん子供でも小学生高学年くらいから読める内容なので、幅広い友人や家族にプレゼントしたい小説ですね。

・小説をあまり読み慣れてなさそうな人
・時間に追われて忙しそうな人

プレゼントしたい小説⑤ こころ

最近の作品ではなくひと昔前の名作を選ぶなら、夏目漱石の『こころ』はいかがでしょうか。日本で最も有名な作家の一人である夏目漱石の作品ですが、国語の教科書で採用されるなど『こころ』自体が今やメジャーな小説といえます。この作品は三部構成で、「先生」と「お嬢さん」と「K」をめぐる有名な手紙のシーンについては、全体の最後の一部にすぎません。高校の教科書で読んだ人にとっては話の全体像がわかって興味深いでしょうし、初めて読む人にとってもこれほどの名作を読んでおいて損はありません。今一度ちゃんと読むには魅力的な小説です。

新潮文庫と角川文庫ではカバーデザインが異なります。プレゼントしたい人の好みに合いそうな方を選びましょう!

・人生に悩んでいる人
・同世代の国語の教科書使ってそうな人

プレゼントしたい小説⑥ 夜のピクニック

楽しいこともつらいこともあった高校時代を思い出して懐かしんで欲しい」そんな思いとともにプレゼントしたい小説が恩田陸の『夜のピクニック』です。題材はとある高校の、24時間かけて80kmも歩き通す伝統行事「歩行祭」というものです。ただの青春小説ではなく、登場人物たちは最後の大事な時間を親友と歩きながら、さまざまな問題について触れていきます。まるで自分も一緒に歩いているかのような、心があのときにタイムスリップできる作品です。

・共に過ごした楽しい学生生活の思い出がある人
・読みやすい長編小説を探している人

プレゼントしたい小説⑦ また同じ夢を見ていた

癒される雰囲気で、ストーリーもしっかり面白い小説をプレゼントしたいなら、『また同じ夢を見ていた』がおすすめです。著者は『君の膵臓をたべたい』でも有名な住野よる。主人公は小学校のクラスにうまく馴染めない菜ノ花という少女です。読書好きで深い思考を持っているため、読み手が大人でも感情移入することができます。もちろん同じ立場の小学生や中学生へのプレゼントにも最適です。菜ノ花が学校の外で出会う魅力的なキャラクターたちと、人生について考えていく物語で、意外なラストも用意されている作品です。

・日頃から本を読む読書好きな人
・ストレスを抱え、癒しが必要な人

プレゼントしたい小説⑧ 秒速5センチメートル

アニメ作品をあえて小説で読むことをおすすめしたい作品が新海誠の『秒速5センチメートル』です。アニメ好きならすでに映像で見たことがあるかもしれませんが、小説では読んだことがないのではないでしょうか。この小説はまさに映画を見ているように滑らかに話が進みます。それならアニメを見ればいいのでは?と思うかもしれません。たしかに新海作品では風景などの美しさが映像だと際立ちますが、文字にしたときに浮かび上がってくる情景もまた美しいと感じます。アニメとしても完成度が高く、近年のヒット作に負けず劣らずな評価を得ている作品です。

他にも新海誠自身が書いている『言の葉の庭』『君の名は。』の小説もおすすめです。ただやはり最近の作品ほどの知名度はなく、見たことがない人も多い『秒速5センチメートル』を強く推したいです。

・アニメや映画好き
・美しいものを美しいと言える人

プレゼントしたい小説⑨ すべてがFになる

ミステリー入門としておすすめしたいのが、推理作家・森博嗣の『すべてがFになる』です。有名な作品なので、ミステリー好きはもちろん、小説が好きな人は読んだことがあるかもしれません。なのでミステリーをあまり読まなそうな人にプレゼントしたい一冊です。天才プログラマー・真賀田四季の暮らす孤島で殺人事件が起こるという、ミステリー王道の設定です。読者も納得せざるを得ない事実をしっかり積み重ね、気持ちの良いくらいトリックが用意されています。このエンタメ小説なら間違いなしです。

・ミステリーをあまり読まなそうな人

プレゼントしたい小説⑩ ナイン・ストーリーズ

アメリカ文学からも一冊ご紹介。癒しもあり怖さもあり謎もある、そんな短編集が『ナイン・ストーリーズ』です。現代のアメリカ小説を代表する作家・J・D・サリンジャーの作品ですが、日本では『ライ麦畑でつかまえて』ほどの知名度はないかもしれません。しかし実はこちらの短編が名作中の名作。タイトルの通り9つの物語が収録されていますが、どの話をとっても、いろいろな読み方、解釈の仕方がある奥深い短編ばかりです。最初の作品「バナナフィッシュにうってつけの日」を読むだけでも価値ある一冊です。

・外国の小説に興味がありそうな人
・歴史に興味がある人

まとめ:ブックカバーも一緒に

あなたが相手のことを考えて選んだ一冊は、どんな作品であれその相手にとっては嬉しいプレゼントになるに違いありません

上記の10冊を参考に、ぜひ相手に読んでもらいたい作品を選びましょう!

さらに予算を上げてもいい場合は、ブックカバーもセットでギフトにするとより特別感が出ますよね。ブックカバーにも数百円で帰るカジュアルなものから一万円近いレザーのものまでさまざまです。相手や予算に合わせて選ぶとよいでしょう!

それでは楽しい読書ライフを!

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