ここでは実業家のけんすうさんがおすすめする本をまとめて紹介していきます!
19歳からインターネットビジネスの最先端を走ってきた起業家けんすうこと古川健介さん。学生コミュニティ「ミルクカフェ」、ハウツーサイト「nanapi」、掲示板サイト「したらば」など数々のサービスを運営してきた方です(詳しくはこちら>>「僕のやってきた失敗したサービスについてのまとめ」)。今ではマンガファンが集まる「アル」というサービスに力を入れているけんすうさん。
とても意外なことですが、これまでまだけんすうさん自ら筆をとった書籍というものがありません。さまざまな媒体で発信しているので、それがとても貴重な情報源です。
一方でけんすうさんは読書家としても知られ、定期的におすすめ本をツイッターやnoteなどで発信してくれています。ぼくもけんすうさんがおすすめしてくれた本を読んだり、読んだことがある本がけんすうさんに紹介されていたりするのですが、どれも面白い!選書の精度がめちゃめちゃ高い!というのが印象的です。
一言添えてくれるけんすうさんの感想もなんだかとても惹きつけられます(本の帯同然!)。
起業したいと思っている方にためになりそうな「起業家向け」と、誰にでも面白く読めそうでためになりそうな「一般向け」に分けてご紹介します!
- 1 けんすうさんおすすめの本 (一般向け)
- 1.1 1. 人生の勝算 (前田裕二)
- 1.2 2. メモの魔力 (前田裕二)
- 1.3 3. さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0 (トム・ラス)
- 1.4 4. 言語化力 (三浦 崇宏)
- 1.5 5. シン・ニホン (安宅和人)
- 1.6 6. 一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書 (山崎 圭一)
- 1.7 7. 新世界 (西野 亮廣)
- 1.8 8. アイデアのちから (チップ・ハース/ダン・ハース)
- 1.9 9. スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン (カーマイン・ガロ)
- 1.10 10. FACTFULNESS (ファクトフルネス) (ハンス・ロスリング/オーラ・ロスリング/アンナ・ロスリング・ロンランド)
- 1.11 11. 10年後の仕事図鑑 (堀江 貴文/落合 陽一)
- 1.12 12. イシューからはじめよ (安宅和人)
- 1.13 13. 考える技術・書く技術 (バーバラ ミント)
- 1.14 14. 世界一やさしい問題解決の授業 (渡辺健介)
- 1.15 15. 残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 (橘玲)
- 1.16 16. 共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る (ゆうこす)
- 1.17 17. サードドア―精神的資産のふやし方 (アレックス バナヤン)
- 1.18 18. 考具 (加藤 昌治)
- 1.19 19. ずる 嘘とごまかしの行動経済学 (ダン アリエリー)
- 1.20 20. 残酷すぎる成功法則 (エリック・バーカー)
- 1.21 21. 伝え方が9割 (佐々木 圭一)
- 1.22 22. 時間術大全 (ジェイク・ナップ/ジョン・ゼラツキー)
- 1.23 23. 「ついやってしまう」体験のつくりかた (玉樹 真一郎)
- 1.24 24. 岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。(ほぼ日刊イトイ新聞)
- 1.25 25. 行動経済学の逆襲 上 (リチャード セイラ―)
- 1.26 26. 僕らはそれに抵抗できない (アダム・オルター)
- 1.27 27. FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略 (ベンジャミン・ハーディ)
- 1.28 28. 時間は存在しない (カルロ・ロヴェッリ)
- 1.29 29. 世界をつくった6つの革命の物語 新・人類進化史 (スティーブン・ジョンソン)
- 2 けんすうさんおすすめの本 (起業家向け)
けんすうさんおすすめの本 (一般向け)
1. 人生の勝算 (前田裕二)
前田裕二さんと今日イベントで対談します。前田さんの「「人生の勝算」は本当にすごい本なので、オススメです。圧倒的な人間としての力の差を感じておもしろいです。(Twitter @kensuuより)
▽そんな前田裕二さんがおすすめする本はこちら!▽
◎なんか最近本読む意欲が低下してきたな〜 ◉読書の方向性がわかってないじゃ? ★読む本や方向性に迷ってるなら、とりあえず目標とすべき人の真似をしよう!尊敬する人で本をたくさん読んでそうな人か〜。誰かな〜。いた! 前田裕二さん一択で[…]
2. メモの魔力 (前田裕二)
やる前に「これは無駄な努力になるんじゃないか」と悩んでも、経験ないうちは判断できなくて、むしろ悩んでいる時間のほうが無駄なので、やったほうがいいです。ただ、それを無駄な努力しない方法があり、それは「経験をできるだけ抽象化して、次につなげる」ことなのです。
それを「メモの魔力」というので、メモという行為に落とし込んだ前田裕二さんはマジですごいと思います。まず経験が少ない人はこれから読むといいかもですね。(Twitter @kensuuより)
3. さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0 (トム・ラス)
個性を見つけるにはこの本がおすすめ!(Twitter @kensuuより)
4. 言語化力 (三浦 崇宏)
言語化力、よかった。
多くの仕事の悩みにおいて、言語化の工夫一つでうまくいくのになー、と思うことが多いので、若手のビジネスパーソンに特におすすめです。(Twitter @kensuuより)
5. シン・ニホン (安宅和人)
「シン・ニホン」読み始めたけど、マジで全日本人の必読書と言える・・・。
安宅さんが日本人でよかったと本当に思える。めちゃくちゃいいので多くの人に本当に読んでもらいたいです!(Twitter @kensuuより)
6. 一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書 (山崎 圭一)
これもめちゃくちゃ売れているんで読んだ人も多そうですが、世界史よくわからないー、という思いから買ったら、わかりやすかった。もっと勉強せねば。(note 『2019年版 – 買ってよかったものまとめ』より)
7. 新世界 (西野 亮廣)
西野さんの本です。相変わらずおもしろい。
僕もちょこっとでていますが「迷惑になるといけないから、名前をぼかしておいた」的なことを言われたのですが、バッチリと本名の「古川」で出ておりました。
普通、ニックネームの「けんすう」のほうで出すほうがぼかしているんじゃないの?!(note 『2019年版 – 買ってよかったものまとめ』より)
8. アイデアのちから (チップ・ハース/ダン・ハース)
内容忘れた・・・。でもすごいよかった!と思った記憶があります。紙で買ってたので、kindle版買っちゃいました。(Twitter @kensuuより)
9. スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン (カーマイン・ガロ)
プレゼンに悩んでたときに買った本です。ジョブズのプレゼン本の中でも、わかりやすく、ちゃんとしている?記憶があります。(Twitter @kensuuより)
10. FACTFULNESS (ファクトフルネス) (ハンス・ロスリング/オーラ・ロスリング/アンナ・ロスリング・ロンランド)
これ本当にみんな読んだほうが良い本!!(Twitter @kensuuより)
11. 10年後の仕事図鑑 (堀江 貴文/落合 陽一)
堀江本、落合本を読んだりメルマガ読んでる人にとっては既出なことが多いかなーと思ってたけど、読んでみたら思った以上におもしろかった。この2人の当たり前の感覚は、普通の人は5年後とかに感じそう。新社会人くらいにオススメしたいです。(Twitter @kensuuより)
12. イシューからはじめよ (安宅和人)
「イシューからはじめよ」が599円のセール中!*学生さんにもオススメしたい、社会人必須の本です。(Twitter @kensuuより)
*セールは当時の期間限定です。
13. 考える技術・書く技術 (バーバラ ミント)
14. 世界一やさしい問題解決の授業 (渡辺健介)
考える技術書く技術、とか世界一やさしい問題解決の授業、とかがオススメです(Twitter @kensuuより)
15. 残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 (橘玲)
この本がオススメです!要は、
ニッチにリソースを集中
だと思います!(Twitter @kensuuより)
16. 共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る (ゆうこす)
ゆうこすは「発信」より「共感」のほうが強いと完璧に理解している!(PRTIMES『堀江貴文氏、けんすう氏、前田裕二氏絶賛! SNSから生まれた起業家・ゆうこすの最新ビジネス本『共感SNS 丸く尖る発信で仕事を創る』が5月31日に発売!』より)
17. サードドア―精神的資産のふやし方 (アレックス バナヤン)
ビジネス書は多くの場合、「自分は超人だ」という著者の目線で書かれています。
その背景には、成功した経営者が「いかに自分は人と違う素晴らしい努力をしたか」を語ったほうが、ありがたくてウケがいいという事情があるのかもしれません。
ですが『サードドア』はそこを出発点にしていないところが、表現としてうまいなと思いました。
何者でもない普通の大学生が、偉大な成功者にインタビューしようと突拍子もなく考えて、まずは攻略法を考えてクイズ番組に出て優勝し、それで得た資金で活動しはじめる。そこからしてすでに面白い。(東洋経済オンライン「けんすうの成功則『リスクはとらずに管理しろ』」より)
18. 考具 (加藤 昌治)
アイデアって多くの人が、考えれば出るものだって思っているけど実は考えても出ない。それは料理と同じで、マニュアルを覚える必要があるんです。だって料理をやったことがない人が「今日はハンバーグを作ろう」と思っても、何も見ずに作れることはほとんどないですよね。アイデアも同じなのに、マニュアルを知らないままで生み出そうとしている人が多いので、「どうしたらアイデアが生まれますか?」と聞かれたら『考具』を勧めています。
でもマニュアルが必要なのはアイデア初心者のうちで、量をこなしていって何百ものアイデアを生み出せるようになれば、「これは面白い」と認められるものが出てくるようになります。だから良いアイデアを生むためには、自分が良いと思うものを1つだけ考えるのではなく、量の提示が大事だと思うんです。(『考具』は)その量を生むための方法論が書いてある感じですね。(ニューズウィーク日本版『起業家けんすうが10年以上勧めてきた1冊の本』より)
19. ずる 嘘とごまかしの行動経済学 (ダン アリエリー)
「ずる」という本で、「自己シグナリング」という考え方について書いてあります。これは「自分や自分の性格は、他の人が自分を判断するのと同じように判断する」みたいな考え方です。(note『自己肯定感が低くても「自分はやれる」と思える方法』)
20. 残酷すぎる成功法則 (エリック・バーカー)
なので、20代のうちに「やりたいことがなくて」みたいに悩むのだったら、まずはバラエティを増やす方向で努力をするのが、一番「正しい努力」な可能性が高いですよ、、、という話しでした。
あ、ちなみにバラエティを増やす中でも、間違った努力をしないためには以下の本がいいのかなーと思っています。
すごい良いと思うんですけど、原題が「BARKING UP THE WRONG TREE」で、意味的には「的外れなことすんなよ」という感じなのですが、日本語訳が「残酷すぎる成功法則」っていうのなってて、もったいないです。
別に残酷ではなくて「間違った方向に努力しないための方法」なだけなんですよね・・・。
というわけで、タイトルはアレですが、中身は超絶いいのでおすすめです。(note『やりたいことがなくて、立ち止まってしまう20代の人向けの記事』より)
21. 伝え方が9割 (佐々木 圭一)
つまり、足りていないスキルがあるから効果がほとんどなくなってしまっているだけなのに、全般的なスキル不足だと認識してしまう、というケースです。
たとえば、「人に感情をちゃんとつたえる」みたいなことが苦手だ、、という例で見てみます。これが苦手で「私はコミュニケーション能力が低い」みたいに決めつけちゃう人がいます。
もったいないですね。
これで悩んだときに、よくあるのは、「伝え方の問題」というスキルに結びつけて改善しようとすることです。
伝え方が9割という本が112万部を突破、などで超絶売れていますが(実際に、めっちゃいい内容!)、これだけ売れているということは、伝え方というスキルを向上させようとしている人が多いのかなーと。(note「『私はこれが苦手だから』と決めつけてしまうのがもったいないケース」より)
22. 時間術大全 (ジェイク・ナップ/ジョン・ゼラツキー)
生産性をあげようという気持ちは常にあるんですが「残り時間を可視化するといいよ」というので、時間術大全という本に書いてあったこれを買ったのですが、かわいくて、使いやすくていいです。*
ただ、6380円って高くない!?という気持ちはありますね・・・。時間術大全はこちら。(note 『2019年版 – 買ってよかったものまとめ』より)
*タイムタイマーとともに紹介されています。
23. 「ついやってしまう」体験のつくりかた (玉樹 真一郎)
すげーおもしろかったです。ゲームのデザインなどについての話です。物語の仕組みとかもすごかった。(note 『2019年版 – 買ってよかったものまとめ』より)
今年読んだ本の中でNo.1になってしまった。すごい本。
だいたいの本はおすすめしたいんですが、これはおすすめしたくなくて、投稿を5日間迷ったほどです。(Twitter @kensuuより)
24. 岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。(ほぼ日刊イトイ新聞)
Nintendoの岩田さんの発言をまとめた本。ほぼ日が創っているだけあって、とてもいい・・・。(note 『2019年版 – 買ってよかったものまとめ』より)
25. 行動経済学の逆襲 上 (リチャード セイラ―)
超有名ですが、ノーベル経済学賞を受賞している著者の行動経済学についての本です。難しくないです。読みやすい。(note 『2019年版 – 買ってよかったものまとめ』より)
26. 僕らはそれに抵抗できない (アダム・オルター)
依存症についての本。特に、ソーシャルメディアなどについても書かれていて、興味深いです。薬物などの話題があった今年に読むとよさそう。(note 『2019年版 – 買ってよかったものまとめ』より)
27. FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略 (ベンジャミン・ハーディ)
「意思弱いんですが・・・」という悩みをよく聞くんですが、最近はこの本をおすすめしています。
原題は『Willpower Doesn’t Work』(「意志力など役に立たない)です。こっちのほうがいいんじゃないかな?(Twitter @kensuuより)
28. 時間は存在しない (カルロ・ロヴェッリ)
「時間は存在しない」めっちゃおもしろい。今まで、時間が存在していると思っていた・・・。(Twitter @kensuuより)
29. 世界をつくった6つの革命の物語 新・人類進化史 (スティーブン・ジョンソン)
この本すごいおもしろかったのにあまり評価されていないので、おすすめしておきます。(Twitter @kensuuより)
けんすうさんおすすめの本 (起業家向け)
30. Google×スタンフォード NO FLOP! 失敗できない人の失敗しない技術 (アルベルト・サヴォイア)
失敗しないための方法、みたいな打ち出し方ですが「意見などを参考にせずデータを見ようぜ」みたいな感じの本。おもしろいです。(Twitter @kensuuより)
31. 起業のファイナンス (磯崎哲也)
32. 起業の科学 (田所雅之)
個人的に、起業する前の人にオススメしたい本BEST3に入りました。
1. 起業のファイナンス
2. 起業の科学
3. NO FLOP!はマストかなと。
「思い込みや、人が作ったデータ、人の意券ではなく、自分自身で取った正しいデータを参考にしよう」という趣旨です。(Twitter @kensuuより)
33. HARD THINGS (ベン・ホロウィッツ)
HARD THINGS、という言葉がベンチャー界隈で一般用語化した本。読んでいるだけで吐きそうになるつらさ!ベンチャーなんて絶対やるまい、と決意できる良書です!(Twitter @kensuuより)
34. ジェフ・ベゾス 果てなき野望 (ブラッド・ストーン)
みんな大好き、ジェフ・ベゾスさんの本。Amazonの快進撃はまだまだ続いていますが、よく取材されていておもしろいです。(Twitter @kensuuより)
35. ビジネス・フォー・パンクス (ジェームズ・ワット)
これめちゃくちゃ好きです!顧客じゃなくて、熱狂的なファンをつくろうぜ!みたいな内容です。文章のノリも好きw(Twitter @kensuuより)
以上がけんすうさんがおすすめする書籍でした。ビジネス書を中心に紹介してみましたが、マンガやその他のジャンルの本も定期的に推薦していたりします。またけんすうさんについてもっと知りたいという方はこちらがおすすめです!
新R25のけんすうさんについての記事もとても面白いです!>>けんすうさんトップページはこちら
それでは楽しい読書ライフを!