箕輪厚介さんの生き方・原動力とは何か【死ぬこと以外かすり傷】

死ぬこと以外かすり傷

今回は個人的にもめちゃくちゃ好きな本を紹介します。幻冬舎の編集者・箕輪厚介さんの『死ぬこと以外かすり傷』です。タイトルは少し過激ですが、内容は、これからの時代に必要な生き方が箕輪さんご自身の経験を通して書かれています。

ぼくはこの本が出た時に、内容はなんとなくわかっていました。というのも、ほかのNewspicks Book(箕輪さんが編集長となって月に1冊書き下ろし本を出版するという異色のレーベル)の本を読んでいたし、箕輪さんの発信も常にキャッチしていたからです。

本なんて読んでないで、今すぐやりたいことをやれ。

やりたいことがないなら考えてないで、とりあえず動け。

おそらく箕輪さんが伝えたいことは、そんなメッセージに集約されるのではないかと思っていました。
実際箕輪さんも、Newspicks Bookの本なんて言いたいことは全部同じとまで言っています。

「そんなことはわかっている」という人は今すぐ行動するだけです。この記事も読んでもらわなくてもいいのかもしれません。

しかし、ぼくは箕輪さんが書いたこの本をもっと噛み砕きたいのです。

(箕輪さんについては以前ここで思う存分語りました!▶︎ 箕輪厚介とは何者か)

ホリエモンや落合陽一、前田裕二などそうそうたるメンバーの編集をつとめてきた箕輪さんが、一体何を考え、何を言うのか。時代の最先端をいく箕輪さんの生き方から、今後を生き抜くヒントを学びましょう。

変化の時代のこっち側

今の時代について箕輪さんはこのように述べます。

若い人はお金のために働くことはなくなり、過去をロジカルに分析しても、マス広告を打っても、世の中を動かせなくなった。すべてのルールが変わる中で強いのは、新しいことを受け入れ、変化を楽しめる人間だ。

そして過去の時代とは違う、今後生きるべき世界を「こっち側」と表現し、

早くこっちにくるといい。こっち側で間違いない。

と言い切ります。箕輪さん自身が行動し、時代の先を走る起業家と語り合い、巨大なオンラインサロンを動かしているからこそ説得力がある言葉です。

簡単に新旧の世界観を分けるとこんな感じになります。

『死ぬこと以外かすり傷』の新旧の価値観
『死ぬこと以外かすり傷』の新旧の価値観

どちらも時代に合った一長一短の特徴がありますが、明らかに今の時代は「こっち側(新)」が有利だということがわかると思います。

意識くらい高く持て

意識くらい高く持て (『死ぬこと以外かすり傷』からの抜粋)
「意識くらい高く持て」

これはぼくが最も勇気づけられた言葉の一つです。

読書をしていたりNewsPicksなどのニュースサイトを使っている人を、「意識高い系」と揶揄する人がたまにいます。
そのようなことを言うのは、自分が知らない世界を知ろうとしている人への嫉妬かもしれません。

ですが、僕自身もビジネス書を読んだり、オンラインサロンに所属をしたり、NewsPicksで情報収集をしたりしていて、「あれ自分って俗に言う意識高い系なんじゃ…」と少し自分を卑下しそうになったりもしました。

しかし、箕輪さんのこの「意識くらい高く持て」という言葉で自信が持てました。世の中には、意識が低い人も、意識が低いということを認識すらしていない人もいます

アンテナを高く張っていた方が、今後の時代を生きる上で有利に働きます。世の中の動きがわかり、危機にも早めに対処できるでしょう。

もちろん、実際に手を動かす方が価値はあります。できることなら、その高い意識で得た情報をもとに、行動にうつすことができればベストです。しかし、知っていることそれ自体が極めて重要なのです

もしも、過去のぼくのような後ろめたさを持っている人がいたら、「意識くらい高く持て」と自分に言い聞かせて見てください。

補足ですが、落合陽一さんは『これからの世界をつくる仲間たちへ』の中で、「意識だけ高い系」になるなということを言っています。本人になんの専門性もないがゆえに、人脈や評価されない活動歴、意味のない頑張りなどを自慢する人々を指しています。これにはぼくも同意します。

意識を高く持つことと意識だけ高いこととは意味が違うので、そこだけ勘違いを防ぎたいと思い、落合さんの例を紹介しました。

とにかく量をこなす

量量量! (『死ぬこと以外かすり傷』からの抜粋)
「量量量!」

何かの分野でスキルアップを遂げたり、成果を残すためにはクオリティが重要なのは言うまでもないでしょう。しかし、「高いクオリティ=少ない作業量やアウトプット量」ではありません。

量をとにかくこなすことで、スピードもアップし質も上がりそのこなした量という裏付けが自信を与えてくれるのです。

どうにか乗り越えられる量ではだめだ。それでは能力爆発は起こらない。絶対に無理、どんな方法を使っても不可能だというくらいの負荷を自分にかける。すると苦境を乗り越えようという防衛本能が芽生え、進化する。

仕事でも、100%のクオリティを目指すあまり、時間がかかりすぎてしまうことはありませんか?90%はできているのに、90%→100%にするために倍の時間を費やすということをしてませんか?

ぼくも以前は仕事でもブログでも100%を目指そうとして、なかなか一つの作業が終わらなかったという経験があります。しかし、前もって100%とは何かということはわかりません。つまり自分の中でいかにクオリティを上げたつもりでも、それが必ずしもプラスに作用するとは限らないのです。

正解がわからないのだから、とりあえず80%を目指して半分の時間で終わらす、というような意識は大切だと気づきました。もし十分でなければ、あとからわかった100%の水準に修正すればいいだけです。

何事も、とにかく量をこなしましょう。

夢中になれることを見つける

努力は夢中には勝てない (『死ぬこと以外かすり傷』からの抜粋)
「努力は夢中には勝てない」

「今後は好きなことを仕事にすべきだ」という考えは、最近では浸透しつつあります。その言葉の真意はこの箕輪さんの言葉にあります。

当然、仕事をしていれば苦しいこともあるし、朝は絶望的な気持ちにもなる。しかし、どれほど努力をしても夢中な人には勝てない。(中略)だから僕は自分が夢中になれるかどうか、その心の動きを大切にする。

まさに箕輪さんが本を出してきた、ホリエモンや前田裕二さん、落合陽一さんはやりたいことに夢中になっている人の代表例とも言えます。箕輪さんも自分が知りたいからその道の第一人者に話を聞き、本にしています。

野球でいうと、練習の代表例が素振りです。とても地味で辛いものです。しかしそれを辛いと思ってやるか、楽しいと思って無我夢中でやるかでは、後者の人のほうが上達が早いのはあきらかです。

だからこそ、好きなこと・やりたいことに夢中になることが重要なのです。

好きなこと・やりたいことが見つからない、という人は行動するしかありません。知って、やってみることでしか、それが自分のやりたいうことか好きなことかということはわかりません。

知らなければ好きになれないということを前田裕二さんは「タコわさ理論」と呼び、やってみなければ楽しさの真髄に気づけないということをホリエモンは「ゴルフ理論」と言います。

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とにかく新しいことをやってみる。小さなことを繰り返す。この繰り返しでしか、夢中を見つけることはできません。

最後に

いかがでしたでしょうか。ここまでで紹介した内容は、ごくごく一部だということは驚きではないでしょうか。今の時代を命を削って生きているかのように見える箕輪さんから、学べることは際限なくあると思います。

今後もぼくは箕輪さんをある種のメンターとして、ウォッチングしていこうと思います。というか好きなのですww

死ぬこと以外かすり傷の裏表紙の箕輪厚介
こんな笑顔はホリエモンにも見城さんにも愛されるわ!

誤解を恐れずに言えば、箕輪さんは勘違いされがちです。自由な生き方に嫉妬され、歯に衣着せぬ物言いで反感を買う。そんなシーンを数多く見てきました。しかし、担当する著者やぼくたち読者に対する思いやりには、ものすごいものがあります。炎上しがちなその発言も、内容はこれ以上ないほどまともで的を得ています。

そんな箕輪さんの原液が100%詰まったこの本が、魅力的でないわけがないと思うのです。まだ読んだことがない人は、ぜひご一読してみてはいかがでしょうか!

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