【書評&要約】『入門『地頭力を鍛える』 32のキーワードで学ぶ思考法』

入門 地頭力を鍛える

『入門『地頭力を鍛える』 32のキーワードで学ぶ思考法』 細谷功

必読度: ★★★☆☆
読みやすさ: ★★★★☆
専門性: ★★☆☆☆
汎用性: ★★★★★

*必読度(今読むべきか、今後も長く活かせるか)/読みやすさ(内容のわかりやすさ、読みやすさ)/専門性(ある分野での深い知識を扱っているか)/汎用性(さまざまな領域に応用可能か)

【本書の内容】

シリーズ累計25万部のロングセラー『地頭力を鍛える』著者が説く

戦略的思考、ロジカルシンキング、地頭力、無知の知、メタ認知・・・・・・

32のキーワードの基本と使い方、
【WHAT:何?】【WHY:なぜ?】【HOW:どう使う?】
がすっきりわかる。

【主要目次】
Chapter1 基本の思考法を押さえる
戦略的思考:いかに並ばずに人気のラーメンを食べるか?
ロジカルシンキング:誰が見ても話がつながっているか?
仮説思考:プロジェクトは「最終報告」から考える
フレームワーク:良くも悪くも「型にはめる」

Chapter2 二項対立で考える
二項対立:二者択一はデジタル的、二項対立はアナログ的
因果と相関:雨が降れば傘が売れるが、傘が売れても雨が降るわけではない
演繹と帰納:「そう決まっているから?」「多くがそうだから?」
発散と収束:「落としどころありき」の思考停止はいけない

Chapter3 コンサルタントのツール箱
ファクトベース:「みんな言ってる」って、誰がいつ言ったのか?
MECE:マッキンゼー流の十八番
ロジックツリー:「形から入る」ことで論理が身に付く

Chapter4 AI(人工知能)vs.地頭力
地頭力:結論から、全体から、単純に考える
問題発見と問題解決:なぜ優等生は問題発見ができないのか?
AI(人工知能):何ができて、何ができないのか?

Chapter5 「無知の知」からすべては始まる
無知の知:自分を賢いと思ったらゲームオーバー
知的好奇心:地頭力のベース、考えることの原動力となる
能動性:「育てる」ではなく「育つ」
常識の打破:「常識に従う」ことで思考停止に陥ってはいけない

(Amazon.jp本書ページより)

待望の『地頭力を鍛える』の入門編!

本書は同著者・細谷功さんが2007年に出版した『地頭力を鍛える』の入門編です。内容は紛れもなくこれからの時代に誰もが身につけるべき思考法を取り扱っており、タイトルの通りもとの『地頭力を鍛える』を簡単に解説しているので、格段に読みやすくなっています。問題解決のための思考ツールから、日々自分の頭で考える力を研ぎ澄ますための姿勢までが32ものキーワードで解説されています。

自分の頭を使って考える重要性を説いてきた細谷さんがはじめて、知識を身につけるためだけに書いた本だと語っています。もちろん本書から自分の頭で考えるべきこともたくさんありますが、本書の目的はあくまで「考える」に至るまでの基本的な知識を身につけること

それぞれ32の思考法について、その思考法の意味(What)、その思考法が重要な理由(Why)、その思考法の具体的な活用方法(How)の3点セットで解説されているので、納得感をもってしっかり理解できるのが本書の特徴です。

著者の細谷功さんは東芝で8年間原子力エンジニアとして働き、その後コンサルティング会社で長年活躍されています。大学や企業などでも問題解決や思考に関する講演を行うと同時に、考える重要性を説いた著作も多数出版されています。

思考力とはすなわち「自分の頭で考える」ことであり、本来そのためのテキストはあってないようなものです(そもそも「テキストを読んでいる」時点で自分の頭で考えることにはなっていません)。そうは言っても自ら考えるにも最低限の知識を押さえておくことは必要です。

この言葉の通り、その「考える」ための最低限の知識が本書では32のキーワードとして紹介されているのです。その中でも特段重要だと思ったポイントを4点に絞って解説したのがこちらです。まずさわりだけでも気になるという方は、ぜひ参考にしてみてください!

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