【書評&要約】20歳のときに知っておきたかったこと

20歳のときに知っておきたかったこと

『20歳のときに知っておきたかったこと』 ティナ・シーリグ

必読度: ★★★☆☆
読みやすさ: ★★★★☆
専門性: ★★★☆☆
汎用性: ★★★☆☆
自己投資度: ★★★★☆

*必読度(今読むべきか、今後も長く活かせるか)/読みやすさ(内容のわかりやすさ、読みやすさ)/専門性(ある分野での深い知識を扱っているか)/汎用性(さまざまな領域に応用可能か)/自己投資度(今すぐ役立つかはわからないが、将来的に重宝する可能性)

【本書の内容】

「決まりきった次のステップ」とは違う一歩を踏み出したとき、すばらしいことは起きる。
常識を疑い、世界と自分自身を新鮮な目で見つめてみよう。

――起業家精神とイノベーションの超エキスパートによる
「この世界に自分の居場所をつくるために必要なこと」。

本書は「起業家精神」と「イノベーション」に関する
最良のテキストであると同時に、
「人生への贈り物」とも言える言葉が
いっぱい詰まった自己啓発書です。

第2弾、イノベーションを開花させるための
ヒントが満載の
『未来を発明するためにいまできること
スタンフォード大学 集中講義II』もぜひ!

■『第1章 スタンフォードの学生売ります』より

いま、手元に5ドルあります。
2時間でできるだけ増やせと言われたら、みなさんはどうしますか?

これは、わたしがスタンフォード大学で実際に学生に出した課題です。
(中略)
おなじ課題を出されたら、みなさんならどうしますか?
いろんなグループにこの質問をすると、たいてい「ラスベガスに行く」とか、
「宝くじを買う」と言う人が出てきます。
ドッと笑いが起きます。
こういった人たちは、大きなリスクを取って大金を稼ぐという、ごくごく低いチャンスに賭けているわけです。

次によくあるのは、5ドルで道具や材料を揃えて、
「洗車サービスをする」、あるいは「レモネード・スタンドを開く」といった答えです。
2時間のあいだに、使ったお金よりも多少儲けようという人にとっては、それもいいでしょう。

ですが、わたしが教えた学生のほとんどは、こうしたありきたりな答えのはるかに上を行く方法を見つけました。
できるだけ多くの価値を生み出すために、課題に真剣に向き合い、常識を疑った結果――
豊かな可能性に気づいたのです。

じつは、大金を稼いだチームは、元手の5ドルにはまったく手をつけていません。
(中略)
では一体、彼らは何をしたのでしょうか?

(Amazon.jp本書ページより)

自分の可能性を切り開く許可を与えよう

『20歳のときに知っておきたかったこと』は特に起業家精神を養いたい20代前後の読者にオススメの一冊です。自分には叶えたい夢がある、世の中を良くしたいという目標がある人は必ず知っておくべき知見が詰まっています。洋書からの翻訳本によく見られる読みにくさは一切ありません。

最先端のスタートアップ企業が集まるシリコンバレーの中心に位置するスタンフォード大学。全米トップの人気を誇る起業家育成コースを提供するのがスタンフォード大学のティナ・シーリグさんです。学生に向けて教鞭をとる一方で、幅広い分野の企業幹部を対象に、講演会やワークショップを開催しています。

本書には、先入観に捉われず常識を破る方法を軸とした起業家精神を育成する具体的な方法が記載されています。実際の授業や企業で実施された課題やその課題解決のプロセスなども豊富に紹介されています。

例えば、今あなたの手元に5ドルあり、それを2時間でできるだけ増やすとしたらどのような方法を考えるでしょうか。このような問いを考えるときに、誰でも自分の想像力の限界に直面します。その想像力に限界を設定したり、自分の可能性を否定するのはいつだって自分自身です。

わたしが伝えたかったのは、常識を疑う許可、世の中を新鮮な目で見る許可、実験する許可、失敗する許可、自分自身で進路を描く許可、そして自分自身の限界を試す許可を、あなた自身に与えてください、ということなのですから。

これこそが著者が主張する起業家精神の養い方であり、その具体的な内容が本書ではわかりやすく解説されています。本書を参考に、20代が今養うべき起業家精神・思考法をまとめてみました。ぜひ興味がある方は、参考までに覗いていってください!

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