『自分のアタマで考えよう』

『自分のアタマで考えよう』

『自分のアタマで考えよう』
ちきりん

 

探し求めていたタイトルの本で即決。

まさに

自分の頭で考える

というぼくのブログBOBISのテーマともぴったし合致したからです。

 

ちきりんという人が面白いというのは聞いたことあったし(最近まで知らなかったんです)、

ブログで成功している「先輩」なので参考にしようというのもありました。

とにかくタイトル通り、ちゃんと自分のアタマで考えるためのヒントがたくさんあって、その中でも特に「なるほど」「これみんなはやってないだろう」という考え方を抽出しました。

 

「知っている」と「考える」

この2つは、全く別物です。

物事を「知って」いても、未来のことを「考える」ことは別のことだということです。

また「知っている」ことがネガティブな影響を及ぼすことすらあるといいます。

例えば情報を見て考えられること全て列挙せよと言われたら、良い面と悪い面の両方が出てくるのが、「知識にだまされていない純粋な思考」の結果です。

しかし知識を持っていたがために考える前からバイアスがかかってしまい、ある面しか考えられないこともあります。

 

まずは知識(過去)と思考(未来)は異なるものとして認識すべきなのです。

正しいことを言ってても、それはすでにあった知識であって、新しい思考ではない。

 

決める

なにかを決めるというときには「情報」とは別に「意思決定のプロセス」が必要です。

 

例えば

服を買おうか迷ってやめたとします。

それは値段という情報を集めたからではなく、

「1万円以下でないと買わない」という意思決定のプロセスを持っているから決められたことなのです。

 

つまり、前もってそのプロセスが明確なら、それに従って情報を集めればいいので、労力も最低限で済むというわけです。

 

考える時間を取る

1日に「考える」ことに使う時間はどれくらいあるでしょうか?

書き出して見える化してみましょう。

情報収集やエクセルなどで統計をデータしたりする時間はは考えた時間に入りません。

30分でも1時間でも長く「考える」時間を増やすことが大事なのです。

意識的にでないと増やすことはできません。

では考える力とは具体的にどのようなことをすれば身につくのでしょう。

 

「なぜ」「だからなんなの」を問う

データや数を見て、「なぜ」「だからなんなの」を徹底的に考える。

この2つの問いが思考のガイドとなります。

 

表面的な事実を見るだけでなく、それは「なぜ」そういうことになっているのか、その「なぜ」の先を考えたあとも「だからなんなの」と考え抜くことが重要です。

ひとつの情報に対して十分に考える時間をとりましょう。

情報収集やグラフ化に1時間かかったのなら少なくとも1時間はそのデータをにらみながら考え抜くましょう。

 

個人的にも、たしかに情報収集やグラフ作成で満足してしまい、それが目的だったかのような錯覚に陥ってしまうことが多々あるような気がします。

 

判断基準はシンプルに

先ほどもなにかを決める際には「意思決定のプロセス」が必要だと述べましたが、もうひとつ「何を判断基準にするか」を決めておかなければいけません。

あれも大事、これも大事となってしまうとなかなか決定ができなくなってしまうからです。

 

決められないのは選択肢が多いからではなく、判断基準が多すぎるのです。

 

そこで大事なことは優先順位をつけるということです。

その優先順位をつける際に役立つ2×2(ツーバイツーマトリクス)というツールを紹介します。

 

以下は例えば婚活女子のマトリクスです。

2×2マトリクス(ツーバイツーマトリクス)
2×2マトリクス(ツーバイツーマトリクス)

相手に求める条件として、経済力と相性を判断基準に置いた例です。

この場合、右上の経済力も高く相性もばっちりの人は即決で付き合うし、逆に左下の経済力もなく相性も合わない人も論外だということを判断するのは簡単です。条件のどちらかがない場合は難しいと思いませんか?

しかしこの2×2で整理すると見えてくる考えがあります。例えば、右下の経済力は低いが相性は合う人の場合、経済力というのはその人の問題であって自分にはどうすることもできないので付き合うのは難しいという判断になるかもしれません。

一方左上の経済力は高くて、相性はイマイチの場合、自分が相手に合わせるなどの努力や慣れさえあれば右上の領域へと移動できる可能性もあるわけです。そのため左上でもまあ付き合ってみるか、というような判断もできるわけです。

2つの判断基準を用いて、自分にとって何が大事なのかをシンプルに考えましょう。

 

思考の棚

これは知識を洞察につなげる仕組みです。

知識を整理するための思考を持っていて、次に知りたい情報を意識的に待っているかどうか、が鍵になります。

つまり自分が何を知りたいのかがわかっている状態でいることです。

 

ちきりんさんの例では、アメリカで起きた「9・11テロ」の際の各TV局の報道スタイルの違いを取り上げています。

自国メディアのCNN(アメリカ)での報道はパニックそのものでした。ものすごい量の埃と突風が吹き荒れる路上で「Oh my Goooooood!」と叫び続けるニューヨーカー達を始めとするパニック状態に陥った街の様子を延々と映し出していたそうです。

NHK(日本)では、飛行機が激突し崩壊したワールドトレードセンターにオフィスを構えていた日本の金融機関の社員名をひたすら報道していました。ほぼ全て日本人名だったことから、同じオフィスで働いていた別の国の社員名は報道すべき情報とは扱われなかったようです。

一方BBC(イギリス)では早々にテロの背景分析を行う討論番組がはじまっていました。

 

このとき各メディアの報道スタイルの違いを「知識」として得たということになります。しかしそれはあくまで「知識」であって、これから「思考」が始まります。

例えばこのような疑問を持ったとします。BBCが冷静な報道していたのはBBC自体がそういうメディアだからなのか、他国で起きた事件だからであって、自国で起こったならばCNNのような報道をしていたのでしょうか。逆にアメリカ以外で起きていたならCNNは早々に背景分析をはじめていたのでしょうか。

ここで思考の棚の中に情報を整理する必要があります。アメリカで事件が起きた際の3国の報道スタイルがわかりました。この分の知識は棚に格納しておきます。

この段階ではイギリス、日本でこのような事件が起きた時の3メディアがどう報道するかということはわからないでの棚にスペースがあるイメージです。こうして整理して待っておけば、次にそのような事件がイギリスか日本で起きたときに情報感度が高まり、気づくことができます。

なにも考えてないでぼーっとしている人との差は歴然でしょう。

もしBBCで働いているという人に出会った場合、「へー、かっこいいですね」という会話で終わることなく、さきほどの思考の棚のスペース部分についての情報を聞くことができるかもしれません。

その後起きたロンドンでのバスや地下鉄の同時多発テロや東日本大震災を報道するメディアのスタイルを比較することもできたでしょう。

 

まとめ

-知識(過去)と思考(未来)は異なるものとして認識すべき

-「考える」時間を意識的に作り出す

-「決める」上で欠かせないのが「意思決定プロセス」と「優先順位」

-思考の棚を整理しておこう

 

最後に

ちきりんさんでもこのようなことを言っています。

自分の頭だけで考えていると、最初は泣きたくなるくらい幼稚な考えしか浮かんできません。ついつい答えを見たくなってしまいます。(中略) でもそこでグッとこらえて自分で考えるんです。

とても励まされます。まさにそう思うからです。

答えなんてないものも多いし、この力はつけておくべきだと本気で思います。

わからないことは簡単にネットで検索できる時代。もちろんそれで知識を蓄えることはできるかもしれませんが、それを使ってその先を考えることが必要です。その人の意見はある面に偏っている可能性もあります。

本書には統計やグラフなどの図が70位強も散りばめられているので、理解を助ける上に、そのデータを使って実際に考える時間まで与えてくれます。

上記で紹介した内容は一部にすぎず、自分の頭で考えるためのヒントを惜しげもなく教えてくれます。

この本を読んで満足するのではなく、何度も立ち止まって考えたり、すぐに実践したりすることが大事だと思うで、1つずつでもいいので明日から実践してしましょう!

 

 

 

それでは今日も楽しくいきましょう!!