やる気が続かなくて当たり前?モチベーション3.0の 正体とは

やる気が続かなくて当たり前?モチベーション3.0の 正体とは
仕事でもプライベートでも「物事を継続させたいな」「もう一段階ギアあげたいな」と思ってる人にはぴったりの本がこの『モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか』(著: ダニエル・ピンク、訳: 大前研一)。
 
モチベーションと聞くと、仕事はなんのためにやってるかというとお金を稼ぐためだとか、じゃあなんでお金を稼ぐかというと生きるためだとかそんな答えをする人は多いと思います。
 
しかしお金はしっかりもらってて生活もできてるのに、今ひとつ仕事のモチベーションが上がらないなあ、と思ってる人は結構多いでしょう。でも大丈夫です。多分普通です。
 
単純にモチベーション2.0で止まっているからなのです。これをモチベーション3.0にアップデートしましょう!
 
僕自身も、「最近やる気出ないなー」みたいな言い訳をことある毎にしていたところに、この本の存在を知りました。あの大前研一さんが訳しているというのも大きかったですね。
 
今や○○2.0とか3.0みたいな言葉をよく聞くようになってきましたが、要は時代の流れによっていろんなモノやコトの概念が変わってきていてアップデートしようという文脈で使われる言葉です。

モチベーション3.0までの過程

 
モチベーション1.0: 生きるための本能のような生理的動因が人間のほとんどの行動を決める
 
モチベーション2.0: モチベーション1.0+アメとムチのような報酬を求める一方罰は避けたいという動機づけ
 
モチベーション3.0: 内発的動機づけ
 
少し前まではモチベーション2.0のようにアメとムチでうまくいっていたかもしれません。しかし以下のような問題が生まれます。
 
報酬がうまくいかない例
問題集を解いたらお小遣いをあげる
→簡単な問題ばかり解くようになるので成長を阻害する
 
罰がうまくいかない例
親が保育園などに預けた子供を引き取りに来る時間が遅いため、〜時以降は罰金を課す
→逆に時間に遅れる親が増える。お金を払っているという等価交換的な言い訳ができて、罪悪感もなくなるため
 
ここでアメとムチだけではもうダメだということで注目すべきはこの、モチベーション3.0
 
内発的動機づけを本書では以下のように説明しています。
 
その活動に興味を引かれ、やりがいを感じ、夢中になれるからその活動をしたい、という原動力 (p94)
 
最近ではお金を逆に払ってまで仕事のようなことをするオンラインサロン(堀江貴文イノベーション大学校、西野亮廣エンタメ研究所、箕輪編集室など)などの流れも納得できますよね。
 
また落合陽一さんが唱える「ワークアズライフ」などもまさにそう。仕事とプライベートを分ける感覚ではなく、仕事も暮らしの一部。
 
仕事は辛くて面白くなくてお金だけもらえればいいみたいな考えはもう古いのです。
 
ではモチベーション3.0へのアップデートはどのように行えばいいのでしょうか。キーワードは三つです。
 

モチベーション3.0の三つ要素

1. 自律性
2. マスタリー (熟達)
3. 目的
 
今回は中でもマスタリーの話を取り上げたいと思います。
 
ある分野で突出すること、その道を極めることは今後よりいっそう重要になっていくんだと思います。マスタリーのポイントは、マインドセットと根性です。

マインドセット

才能なんて言葉に惑わされず、自分は成長できるんだというマインドセットがまず重要です。どうせ努力なんてしても自分の能力なんてたかが知れてる。だれだれみたいに才能ないし、みたいな考えは努力を見下しすぎている、と本書は言っていてまさにその通りだなと思います。

根性

そして努力こそ成長につながるというマインドセットとともに必要なのが根性。夢のように一夜にして能力がめちゃくちゃ伸びるみたいな話はありません。突き抜けてる人はどこかで死ぬほど努力をしているんだと思います。本書を読んで、マスタリー(何かを極めること)は苦痛だが、とにかく地味なことを繰り返すのみなんだという当たり前だけど現実的なことを再確認させられました。壁にぶち当たっては乗り越え、また壁にぶち当たっては乗り越える。これが唯一のマスタリーへの道なのです。
 
努力をできるということは、その努力をする対象に価値を見出しているということが重要です。自分が「これ好きだな」と感じればそれは努力をする価値があるものなのかもしれません。
 
よく自分の好きなことがわからない、やりたいことなんてないしという言葉を聞きます。何を隠そうこの僕の最大に悩みの一つこそがそれなのです。しかし最近少し見えてきたことがあります。最初から自分の好きなこと・やりたいことが見えてるなんて人はごくごく少数で、なにかを本気でやってるうちに成果が出て楽しくなったり、違う景色が見えて好きになったりするのかもなと思い始めてきました。
 
平成の次の新時代を迎え、ますます変化が激しい世の中になると思いますが、モチベーションをうまく維持しつつ自分の武器を身につけ、生きる道を歩んでいきましょう。
 
今やってることでも本気でやれば好きの道が見えてくるかも
 
モチベーション持続させるためにできることの一つを引用して終わりにしましょう。
 
一日の終わりに、昨日よりも今日は進歩したかどうか、毎日自分に問いかけるのだ (p255)
 
 
それではまた!